
「一難去って」米・日株価は戻り歩調をたどり始める
今年1月の株式相場は大荒れの展開を余儀なくされた。日経平均株価は1月5日につけた年初来(執筆時)の高値から27日につけた年初来の安値まで11%あまりもの下落を見る羽目になったのだ。
周知のとおり、その最大の要因は米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策正常化の動きが想定以に“タカ派的"なものになるとの警戒が市場全体に広がったことにある。年明け5日に公開された12月開催分の米連邦公開市...
- 2025年06月27日

「有事」の株やドルは買い向かうのが得策!?
あらためて評価が高まる「サイバーセキュリティー関連銘柄」とドルの調達需要
2 月下旬、ついにロシアがウクライナへの侵攻を開始した。世界的な金融・経済の行方を考えるうえで、この事実から目を背けることは決してできない。西側諸国にとってみれば許されざる暴挙であり、直ちに強烈な経済的制裁をロシアに対して科すと決めた。
ロシアのプーチン大統領が、あろうことか核戦力をちらつかせて欧米を牽制している...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第22回
暗号資産あれこれ(承前)
暗号通貨≠暗号資産?
前回は主にDogecoinをめぐる暗号通貨の話を書きましたが、今回は暗号通貨全般の話をしたいと思います。既によくご存じの方もおられるかと思いますがしばしお付き合いください。わが国ではG20の決議に合わせて、2019年から暗号資産という呼称に統一されましたが、米国では依然として暗号通貨(Cryptocurrency)が一般的名称です。両...
- 2025年06月27日

期待高まる「リオープン」の動き
日本経済復活の兆し
3月の全国百貨店売上高が、前年同月比4.6%増の約4260億円と、2カ月ぶりのプラスになった。まん延防止等重点措置の解除で来店客数が回復したことが大きいのは言うまでもないが、時計や宝飾品など高額品の売れ行きが好調続きであることもポイントである。
個別では、全国主要都市に「大丸」、「松坂屋」を展開するJ.フロント リテイリングの3月の月次売上高において、大丸東京店の売...
- 2025年06月27日

金融コラム 田嶋智太郎 経済アナリスト
なおも米景気拡大の流れは続いている!
3月半ばに行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)を境にして、市場では円高・ドル安傾向がやや強まり、執筆時の日本株もひところ見られた上値追いの勢いをいったん失ってしまった感がある。
FOMCでは事前の予想に違わず政策金利引き上げの決定が下されたが、その時点ですでに相場には織り込み済み。FOMCメンバーらが見通す将来の利上げペースが上方修正されなかっ...
- 2025年06月27日

農業の未来に投資するみんなで大家さん
資産は預けるのではなく、運用して増やすものだ。
元本の安全性を重視した不動産投資商品「みんなで大家さん」は、少額から始められて不動産投資のリスクも少なく、さらに世界に誇る日本の技術を“みんな”でサポートするという、将来性と社会貢献性の高い魅力ある商品だ。
より効率よく資産を増やすため、運用に興味を持っている方も多いだろう。多々ある投資対象の中でもおすすめしたいのが、不動産特定共同事業法に...
- 2025年06月27日

ダイバーシティー経営で企業価値向上を実現!
去る5月18 ~ 19日、働く女性のための総合イベント「WOMAN EXPOTOKYO 2019」(日本経済新聞社、日経BP主催)が東京都内で開催され、同イベントに先立って17日には日経ウーマノミクス・プロジェクトと月刊誌「日経WOMAN」による『女性が活躍する会社ベスト100 2019』の表彰式が催された。
今年で17回目となる女性活用度調査の結果、総合1位に輝いたのは前回の5位から...
- 2025年06月27日

アッサンブラージュという芸術
「毎年、天候の違いに左右されることなく、最高のプレステージシャン
パーニュを造る」。1843年にメゾンを創設した、ヨーゼフ・クリュッグ
の夢を受け継ぎ、緻密な作業と直感をもって、新たな「忘れえぬ一滴」
を生み出し続ける。すべては、クリュッグのある至福の瞬間のために。
「忘れ得ぬものをつくるには、時間をかけなければいけません」と、クリュッグ最高醸造責任者のエリック・ルベル氏は言う。9月...
- 2025年06月27日

7~8月は一つの重要なターニングポイント?
執筆時の米フロリダ州、テキサス州、アリゾナ州では、新たな新型コロナウイルス感染者の急増ぶりが目に余る状況となっている。この3州の州知事がいずれも共和党員であるということと、当該州で感染者が目立って増加していることは決して無縁ではなさそうである。なにしろ、党のリーダーであるトランプ氏自身がマスクの着用さえ拒否し、とかくウイルス対策に逆行しているのである。
このまま事態を放置すれば、今後も新...
- 2025年06月27日

米大統領選前後の相場の波乱は大チャンス!?
いよいよ米大統領選の投開票日が間近に迫ってきた。とはいえ、開票が始まっても結果が明らかになるまでにはかなりの時間がかかると見込まれるうえ、たとえ一方が高らかに勝利宣言を行ったとしても、最終的な“決着"がつくまでには気が遠くなるほどの時間が経過する可能性もあるとされる。
なにしろ、これまで現職のトランプ氏は新型コロナウイルスの影響で利用が急増すると見込まれている郵便投票を「不正の温床」と見...
- 2025年06月27日

世界経済は一段とバブルの様相を色濃くする!?
11月の米大統領選で民主党のバイデン氏が当然を確実なものとした。トランプ米大統領がバイデン氏による政権移行の手続き開始を渋々容認したこともあり、次期政権を担ぐ主要閣僚の顔ぶれが徐々に明らかとなっている
が、なかでも金融市場の注目度が高いのは財務長官である。
既報のとおり、次期財務長官には米連邦準備制度理事会(FRB)の前議長であったジャネット・イエレン氏を充てる人事が有力とされている...
- 2025年06月27日

米金利強含みでドルの底堅さも当面は持続する⁉
執筆時の市場で最も関心を集めている話題の一つは、米債利回りの急激な上昇である。今年の年明け以降、米10年債利回りは急激に上昇ピッチを速めており、一時は1.6%台まで上昇する場面もあった。市場の一部には、足元の米債利回り上昇について「少々行き過ぎではないか」との見方もある。あまりに先走ると、米金利急上昇の悪影響がまずは株価に及び、ひいては逆資産効果によって実体経済を悪化させる懸念が高まるという...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第10回
贈与税と相続税の一体化とは何か
はじめに
政府税制調査会で相続税と贈与税の一体化を進める検討会がスタートしたそうだ。そもそも一体化という言葉自体が一般になじみがない。そこで今回は「資産移転の時期の選択に中立的な税制の構築等について」(令和2年11月13日財務省資料、以下「財務省資料」)をテクストにしてこの問題についてコメントしてみたい。
暦年課税とは
相続税は相続等に...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第11回
相続税と贈与税の一体化とは何か(承前)
前回のまとめ
わが国では、相続税と贈与税は別体系としてデザインされ、贈与税は相続税を補完するものとして相続税よりもその税率の上がり方が急になっているが、贈与税が後の相続税計算に影響を及ぼすことは原則ない。政府税調は欧米に倣い「現在贈与しても将来相続しても税額に差がない」という相続税・贈与税の一体化課税を目指して専門家会合をスタートした。
...
- 2025年06月27日

日本株は早晩、出遅れ修正の局面へ
執筆時における米国の主要株価3指数(NYダウ工業株30種平均・S&P 500指数・ナスダック総合指数)は、ほぼ連日のごとく史上最高値の更新を続けている。米国の金融政策当局である米連邦準備制度理事会(FRB)が非常に慎重な政策方針を掲げていることに加えて、諸外国のマネーが次々と米国債に流入していることで景気回復過程にあるにもかかわらず米国債利回りの上昇が抑え込まれていることも、米株価にとっては...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第15回
国をまたぐ信託の話
はじめに
今回は信託に対する日本と米国の税金の考え方の違いについて説明したい。米国で設定した信託に対して日本で税金がかかる事態になることもあるため、あらかじめ注意が必要だ。
信託とは
おさらいを兼ねて信託の仕組みをここで説明すると、ここで念頭に置いている信託とは個人(委託者)が保有する財産を信頼する他の者(受託者)に託し、受託者は託された財産(信託財産)の...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第18回
海外留学・国際結婚と税金
はじめに
私が留学したのは37年前のことでした。当時は今よりも国際電話は高額だったので、非常時以外は電話でなく手紙の往復で2、3週間かかる、というのがわりと標準的な当時の学生と親のやり取りだったと記憶しています(ユーミンの曲に「青いエアメイル」というのがありますが確かに青い便箋を使ってました)。
ここ最近はネットで連絡がとれる、更にコロナ以降はZoom...
- 2025年06月27日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第24回
183日ルールについて
はじめに
私がよく行くゴルフ場のクラブハウスで、本人は海外移住したと言われているのに定期的に見かける人が複数人おられます。彼らは香港、シンガポールに在住(移住)した方々でした。皆さん一様に日本の税金について気にしています。が、異口同音に自分たちは183日以上、海外に住んでいるから日本で所得税がかからないと言われます(時折、相続税もかからないと言われる方もおられま...
- 2025年06月27日

時代を読む――原田武夫 第81回
人類が「資質」で峻別される日
このコラムの読者は基本的に「富裕層」であり、かつ中でも経営者の方々が多いのではないかと拝察している。そうした経営者、あるいはより広い意味で組織のリーダーである方々が、日々格闘しているのが何といっても人事問題であろうことは疑いようのない事実だと思う。
「 AI (人工知能)の登場により、人間としての労働者の仕事は全て奪われる」―そう、主張されて久しい。もっとも...
- 2025年06月27日

時代を読む――原田武夫 第102回
権力と権威の相克
岸田文雄政権が我が国において成立してからやや日が経った。それによって何が変わったのか? と問われるとなかなか答え難い日々が続いている。無論、「新自由主義からの転換」といったお題目は次々に並べ立てられている。しかしそもそも我が国の戦後政治において澱おりのように積み重なってきたものが解消し始めたのかというと全くそうではないのである。むしろある意味、「ブルータスよ、お前もか」と...
- 2025年06月27日

唯一無二の「完璧な英語」をマスターする、藤川メソッドとは?!
日本人は、英語が不得意な方も多い。何故だろう?言語学的な国語と英語では、文法に大きな違いがある。その文法を論理的かつ体系的に明確化したのが「藤川メソッド」だ。慶応大学三田校舎の前にただずむ場所にLiberty English Academyがある。窓の外には敬応大学の煉瓦造りの東門が見える。その光景はまさに米国ボストン。歴史を語る机で少数でのグループレッスンと前述の「藤川メソッド」が驚異的...
- 2025年06月27日

鹿の角から作られた万年筆
葉巻のような手になじむデザインの万年筆を2名様に
使用しないときはまるで葉巻のような美しさの万年筆。ふたを取り外して後ろにつければ、手になじむ使いやすいデザインに。ボディはELKやトナカイの角を削って作られており、使えば使うほど味が出るのも特徴だ。ELKやトナカイの角は自然と生え変わるため、落ちている角を使用することで環境にも配慮されている。
ハンドメイドでひとつひとつ丁寧に作られた万...
- 2025年06月27日

ゴルフでも結果にコミット
“結果にコミットする。” ®―この言葉が世の中を駆け巡ったのは数年前。
ライザップは2016年にパーソナルゴルフジム「ライザップゴルフ」を開設し、今では全国に22店舗を展開。短期集中で鍛え上げ、ゴルフでも“結果にコミットする。”を実現。新サービスを導入し、オリジナルクラブも開発するなど、躍進が止まらないライザップゴルフの今とは。
やみくもに練習してもうまくなるわけではないし、高価なクラブ...
- 2025年06月27日

時代を読む―― 原田武夫 第92回
これからの本当の問題は「水」だ!
長期化する景気低迷、混迷を続ける政治。その背景において「集団免疫」が形成されず、全く終わる気配のない、新型コロナウイルスによるパンデミック(COVID-19)。そして我が国の日本海側を断続的に襲う豪雪とその被害。―さすがにここまでのことが生じると「昨日と今日は同じ、そして今日と明日も同じ」などと安逸に考えている読者の皆様はいらっしゃらないのではないかと拝...
- 2025年06月27日

三輪モーターサイクルという新しい爽快
普通免許で運転できる「スパイダー ロードスター」
水上オートバイやスノーモビルなどを輸入卸販売するBRPジャパンは、普通自動車免許で運転が可能な三輪バイク「カンナム スパイダーロードスター」を11月より日本市場で販売開始する。
最大の特徴はフロント2輪、リア1輪という構成の「Y-アーキテクチャー」で、これよりモーターサイクルの開放感とスポーツカーの安定性を同時に実現。Rotax製の新型...
- 2025年06月27日

FUJIFILM X-T100 新発売
伝統の技術をコンパクトに
富士フイルム独特の発色の良さはそのままに、コンパクトで扱いやすいカメラが誕生した。コンパクトながら一眼レフの醍醐味である高性能電子ビューファインダーを搭載。明るい屋外でもクリアで滑らかに被写体を写し出し、ファインダーを覗いて撮るというカメラ本来の楽しさを存分に満喫。また、ミラーレスならではの、写真の明るさや色合いの仕上がりを見ながら撮影できるのも嬉しい。背面液晶は...
- 2025年06月27日

時代を読む――原田武夫 第82回
バンコクの河のほとりで考えたこと
今、このコラムをタイ・バンコクの市内を流れる河を、眺めながら書いている。世界中を駆けめぐることを仕事の一つとしている私だが、意外にもこの街を前回訪れたのは2003年、キャリアの外交官として現役であった時代のことだった。その頃の記憶をたどると、文字通り隔世の感がある。
2003年といえば、この国をまず襲い、次にアジア全域、さらには全世界を巻き込むことにな...
- 2025年06月27日