時代を読む―― 原田武夫 第94回

あくまでも俯瞰図で見るべきバイデン政権の行方 騒然とした米国においてバイデン新政権が成立してからこの原稿を書いている段階で1カ月以上の月日が経った。米国のみならず、グローバル社会全体がようやく落ち着きを取り戻しつつあるように見えなくもない。  しかし「本当のストーリーの展開」はこれからなのだ。ところが側聞するに、我が国のマスメディアが接触する「米国事情の専門家」のお歴々は例によって例...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第101回

あなたには「次の時代」に向けた胎動が聞こえるか? 最近、社会情報科学という学問を学んでいる。平たく言うと「経済物理学」とその周辺であり、伝統的な統計学の知見の上に1990年代後半から盛んになった研究を積み上げたものと言えばいいだろうか。対象を経済だけではなく、政治も含め、「計算社会科学」というディシプリンがいよいよ立ち上げられてきているとも聞く。いずれにせよ、冷戦構造が崩壊し始めたばかりの...
- 2025年10月06日

日本バルカー工業の新たな挑戦

Go downstream by H&S 日本の工業用SEAL製品のTOP企業、日本バルカー工業が新たなる挑戦をはじめている。製造業という上流事業から、サービス事業の拡大を図っている。それがH&S事業だ。日本は、高度成長期以来"品質"の世界水準をリードしてきた。しかし、昨今は品質は良くてあたりまえ。世界から見れば、日本企業の品質伝説も縮小しつつある。日本バルカー工業は、品質=安全、安心、安...
- 2025年10月06日

英国スタイル

STELLLA McCARTNEY エネルギーに満ちあふれた自由な女性の強さと二面性を表現したステラ マッカートニーの 2020春コレクション。さわやかなライトブルーが目を引くロングスリーブのジャンプスーツ は、着心地の良いコットン素材を使用。洗練された大人のカジュアルスタイルはもちろん、合わせ方次第でフォーマルなシーンでも活躍してくれるアイテムだ。 パロマ ジャンプスーツ 237,...
- 2025年10月06日

大切なペットに

クリストフルが初のペットコレクション「ロイヤル・ジャック」を発売 クリストフルは1830年の創業より、卓越した技を持つ熟練の職人によって、芸術的で質の高い洗練された銀製品を世に生み出している。フランス王ルイ・フィリップから王室御用達の認定を受けて以来、名だたる著名人に愛用されるなど、世界が認める銀製品ブランドとして確固たる地位を確立し、「卓上の芸術品」として有名ホテルなどでも採用されている...
- 2025年10月06日

探偵を「悩み相談の懐刀」に

浮気調査、人探し、子ども・高齢者の見守り調査、企業の信用調査……。あらゆる悩みや相談事に応えてくれる「原一探偵事務所」 「探偵事務所」と聞くと、「浮気調査」を連想する人が多いだろう。あるいはドラマや小説などの影響で「事件」をイメージするかもしれない。それを「間違い」とまでは言わないが、理解としては浅過ぎる。現実の〝探偵稼業〟の守備範囲は、私たちが想像する以上に広く、深いのだ。  その...
- 2025年10月06日

臨場感は進化する

インテリアを引き立てる、スリムで美しいフォルムが魅力のステレオスピーカー、Beolab 28。あらゆるメディアにスマートフォンでワイヤレス接続し、いつでもスタジオグレードのサウンドが楽しめる、かつてない体験を堪能したい。 自宅で過ごす時間が増え、テレビを大型にかえた人もいるだろう。だが自宅での映画鑑賞により臨場感と迫力を加えたいのであれば、重要なのは「音」だ。 「バング&オルフセン」は、...
- 2025年10月06日

いい音には透明感がある

既成概念を覆すような製品との出合いは、しばしば人生観までも変えてしまう。卓越したオーディオとの出合いもそうだ。ナチュラルで躍動感に満ちた音に触れるとき、オーディオ機器やスピーカーの存在は消え、演奏者の姿、唇や指先の動きまでもが立ち現れ、演奏空間全体の広がりやオーディエンスの情景までもがよみがえる。イタリアのソナス・ファベール、そしてドイツのブルメスターが、そんなハイエンドオーディオの世界へと...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第96回

アナログとデジタルと、その狭間で 引き続き人工知能の研究を私は進めている。最初は斜に構えていたが、深めていくと意外に興味深い世界だ。特に我が国では誰もがフロンティアに立つことができる余地がまだある領域とあって、やる気も湧いてくる。そうした中でいろいろなことを日々感じるようになっている。  まず人工知能=AIはマジックワードだということ。仮に同じことを言っても、「これは人工知能=AIの...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第86回

筆者は10年ほど前より「これからの時代は免疫力の勝負になる」と述べ、とりわけ昨年からは「パンデミックがいよいよ襲来する」と分析を提示してきた。そして今年(2020年)、時代は一気にそうした流れとなった。これまで公開してきた未来分析に現実が追随したわけであるが、しかしそうした中でも現実は着実に進展し続けている。ここで立ち止まるわけにはいかない。  企業経営の最前線に立つ読者であればなおさらそ...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第80回

シンガポールが終わる日 今、香港が燃え上がっている。ついにはデモ隊の一員であった青年に対して、至近距離で発砲する治安部隊すら現れた。「香港の終わり」は、目に見えている。あとは何時、その最後の時がやってくるか、だ。 そうした中でいわば「漁夫の利」を得ている感が強いのがシンガポール勢だ。世界中のマネーが集まるシンガポールだが、香港から難を逃れた華僑マネーがあらためて大量に集まっていると聞く。い...
- 2025年10月06日

今年の夏は心が動く 1

Gift & Gift TRAVEL えちごトキめき鉄道 新潟県の上越妙高駅と糸魚川駅の間を走る観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」。国内最大級の展望を実現し、雄大な山々や日本海の絶景を堪能できる。新鮮な魚介や山菜など地元の食材を使用した料理も魅力の一つ。インテリアの細部にまでこだわった贅沢な車内でゆったりと過ごしながら、新潟県の魅力を満喫したい。 ●えちごトキめきリゾート雪月花...
- 2025年10月06日

ムーミンたちが教えてくれた大切なこと

ワヤ フィンランド ムーミンマグを3名様にプレゼント 世界中で愛される名作「ムーミン」が、かわいらしくもスタイリッシュなマグになって登場。急激な日常の変化に伴い、人生における大切な価値観を再確認させられた人も多い昨今。それらの価値観のうち「フレンドシップ(Friendship)」「ラブ(Love)」「ライフ(Life)」を表現したイラストをムーミン・コミックスよりセレクトし、フィンランドの...
- 2025年10月06日

贈り物には下心がある。

GIFT&GIFT WATCH ヴァン クリーフ&アーペル サファイアとダイヤモンドの輝きをまとった妖精をモチーフにしたウォッチ。魔法の杖と雲に包まれた月が時の流れを教えてくれる。 ●レディ フェアリー ウォッチ 11,616,000円(ヴァンクリーフ&アーペル ル デスク TEL0120-10-1906) グラフ 流れるようになめらかなダイヤモンドのラインが、手首を美しく華や...
- 2025年10月06日

ユニバーサルコイン主催レセプションパーティーご招待

世界的に希少なアンティークコインを数多く取りそろえるユニバーサルコインが、アンティークコインの魅力を伝えるために開催するナイルスナイル会員限定のレセプションパーティーに無料(10,800円相当)でご招待いたします。ドン ペリニヨン ロゼから始まり、ブルゴーニュワインからシャトームートン・ロートシルトのビンテージワインまで、食事に合わせて希少なワインを楽しめます。アンティークコインに関する資産...
- 2025年10月06日

ペットの健康のために

オーツ麦の有効成分を生かした天然由来のペット用スキンケア製品 1963年の設立以来、ヘルスケア関連企業として高品質な製品や技術を国内外で展開する大扇産業が、天然オーツ麦(カラス麦)抽出成分配合のペット用スキンケア製品「オーツブランド」の新製品として「オーツホイップクリームシャンプー」を発表。乾燥によるカユミを抑えるオーツアベナンスラマイド(オーツポリフェノール)、皮膚と被毛を保護するオーツ...
- 2025年10月06日

とにかく軽いタオルケット

今治老舗タオルメーカーの「技術の粋」 タオルケットは昭和の日本生まれということをご存じだろうか。「タオルケット」という言葉は実は英語にはなく、「タオル」と「ブランケット」を組み合わせた和製英語だ。  そんなタオルケットの基礎を今治で作ったといわれる老舗・藤高タオルの令和版タオルケットが、ワッフルケットとテディケットだ。どちらも中空糸という、内部にストロー状の空洞を作った綿糸を用い、驚くほ...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第88回

コロナ禍とテレワークの功罪 新型コロナウイルスによるパンデミックで引き続き私たちの心がむしばまれている。このコラムでも書いてきたとおり、私自身は「コロナ禍」なるものが多分に人為的なイべントであり、同時に結局のところ免疫力の問題でしかないと最初から考えていたため、おかげ様で心身共に健常さを保てている。ところが身の回りを見回すとどうやらそうではない御仁が大勢いたようだ。  誠に遺憾ながら、私...
- 2025年10月06日

靴磨き職人が磨きたくなる靴

ヒロカワ製靴が送り出す今秋の新作「山陽× GAKU」 「スコッチグレイン」ブランドで知られるヒロカワ製靴は、東京・向島に本社と工場を構え、世界に比肩する高品質な靴を作り続けている。とりわけ革素材へのこだわりは他に類を見ない。廣川雅一社長は上質な素材を求めてフットワークも軽く、世界に点在する革屋を訪ね歩く。アッパーも中底・本底も、厳選した素材のみを使うことが信条だ。  そして「靴磨き職人が...
- 2025年10月06日

時代を読む―― 原田武夫 第90回

世界が根底から変わる時に起きること 読者の皆様もそろそろ気づき始めていると思うが現下の状況から未来へと抜ける時に起きることは「これまで起きてきたことの繰り返し」ではないのである。そうではなくて「これまでの全てが根底から変わる」ことになる。まずはこのことについて踏まえておかなければならない。  このことを私はかねてより「グノーシス主義的転回」と呼んでいる。グノーシス主義とは古代キリスト教以...
- 2025年10月06日

涅槃寂静―安穏に眠る

死して後、誰と、どこで、どんなカタチで眠るのか―。命の営みの最終章 にふさわしい舞台を追い求める時、一つの選択肢が浮上する。木々や花々 のぬくもりに包まれて眠る「樹木葬」である。都営大江戸線・牛込柳町駅西口を出て、すぐ左手に広がる樹木葬墓地「瑞光寺 牛込庭苑」を紹介しよう。 地上に出て10歩と歩かないうちに、瑞光寺入口の門に行き当たる。樹齢420年の松の木が「ようこそ」とばかりに迎えて...
- 2025年10月06日

時代を読む―― 原田武夫 第95回

アナログとデジタル、そしてその向こう側 今年4月から人生三つ目の大学院に入学した。それまで人文学系の修士号を二つ、無事に取得してきたわけであるが、それに飽き足らず今年からは全く違うことをやり始めた。人工知能(AI)科学の研究だ。  そもそも「デジタルの限界」について喧伝してきた私なのでこうした話を聞いて「???」と思われる読者も大勢いることだろう。私自身も「AI研究」を日課にすること...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第99回

「平成バブル」から今、あらためて学ぶべきこと いわゆる国際金融資本という存在をグローバルマーケットにおいて忘れることができない。平たい言葉で表現すると「金貸し中の金貸し」であり、かの中央銀行の株式を大量保有していたりする。「……家」と一般的に呼ばれているが、名前を聞くとたいていの方々ならば「どこかで聞いたことがある」と言われるような存在だ。  貧乏な金貸し、というのは語義矛盾のように...
- 2025年10月06日

上質な音で満たされる室内

音を極めた極上のスピーカーをご紹介 変わりやすい天気のこの季節、室内でゆっくりとした時間を過ごす人も多いのでは。そこで、室内での過ごし方が今まで以上にぜいたくな時間になるよう、これまでナイルスで紹介してきたハイエンドなスピーカーモデルをご紹介。雨の日は上質な音に包まれた、あなただけの特別な時間を過ごしてみてはいかがだろう。 1、最先端の技術と類いまれなデザインを誇る バング&オルフセ...
- 2025年10月06日

完璧の向こう側を目指す

受け継がれる妥協なきもの作りのスタンス 人生に豊かさをもたらす品々には、ある共通の特質を見いだすことができる。創り手が最高を目指し、技術と情熱を惜しみなく注ぎ込んでいること。美術・工芸品、車、タイムピース、ワイン、料理……、投資に値する価値がそこに息づいている。  オーディオも、そんな一つに数えられるものだ。コンサートホールやライブ会場で体感する以上に臨場感あふれる音を、自宅に居ながらに...
- 2025年10月06日

頂点に立ち続けた150年

世界的建築家が手掛ける ヘネシー X.O限定ボトル  1765年、ルイ15世の軍隊に所属していたアイルランド人将校、リチャード・ヘネシーによって設立されて以来、世界で最も愛されるコニャックとして知られてきたヘネシー。英国やロシア王室からも定期的に注文を受けるなど、長きにわたり世界最高峰のコニャックとしての歴史を歩んできた稀有な存在である。そのなかでも、創業者リチャード・ヘネシーのひ孫に当...
- 2025年10月06日

イタリアの匠の マスターピース

ジュリアーノ・マッツォーリの 「モキーナ」を2名様にプレゼント 日常生活に登場する様々な道具をアレンジし、本体の目的ではない腕時計や筆記具に落とし込むセンスが唯一無二のプロダクトデザイナー、ジュリアーノ・マッツォーリ。イタリアのフィレンツェに拠点を置く彼のマスターピースと言っても過言ではないのがボールペン「モキーナ」だ。  イタリアを代表するデザインのひとつであるアルフォンソ・ビアレッ...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第97回

「八月革命」の罠 「これから世界中がやかましくなるけれども、とりわけ我が国はとめどもなく崩れていくことになる。誰にも止められないほどになるからよく見ておくがいい」  北海道に隠遁している我がメンターの言葉だ。早いもので10年以上も前にこのことを聞いた。「なぜそうなるのか」についても聞いたのだが、ここでは詳しくは語るまい。しかし一つだけ言えるのは今起きていることが決して偶然ではなく、分...
- 2025年10月06日

健やかな日々のお供

優れた栄養のバランスから完全食ともいわれる酵素玄米。熟成させることで、一層滋養と風味が増す酵素玄米が、画期的な専用炊飯器の機能で手軽に炊けるように。その造り手である「酵素玄米Labo」を訪ね、玄米食の豊かな暮らしを紐解く。 「主食は心身の健康の基本を作る」という信念のもとに、酵素玄米研究家の吉田美香子さんと超高圧力炊飯器エンジニアの畔栁幹也さんが、15年以上の研究と試行錯誤を経て完成した、...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第98回

そして始まる「グローバル共同ガバナンス」の時代 本稿を執筆しているちょうどそのタイミングでアフガニスタン情勢が一気に緊迫化している。そうした中で他の西側諸国に比べ、完全に出遅れた我が国より派遣された航空自衛隊所属輸送機は事実上、ほとんど全く避難民を国外脱出させることなく任務を終了させた。かつて外交官であった時代、私はバルカン半島に位置する国家「アルバニア」による事実上の崩壊に際し、ドイツで...
- 2025年10月06日

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