
米金利強含みでドルの底堅さも当面は持続する⁉
執筆時の市場で最も関心を集めている話題の一つは、米債利回りの急激な上昇である。今年の年明け以降、米10年債利回りは急激に上昇ピッチを速めており、一時は1.6%台まで上昇する場面もあった。市場の一部には、足元の米債利回り上昇について「少々行き過ぎではないか」との見方もある。あまりに先走ると、米金利急上昇の悪影響がまずは株価に及び、ひいては逆資産効果によって実体経済を悪化させる懸念が高まるという...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第10回
贈与税と相続税の一体化とは何か
はじめに
政府税制調査会で相続税と贈与税の一体化を進める検討会がスタートしたそうだ。そもそも一体化という言葉自体が一般になじみがない。そこで今回は「資産移転の時期の選択に中立的な税制の構築等について」(令和2年11月13日財務省資料、以下「財務省資料」)をテクストにしてこの問題についてコメントしてみたい。
暦年課税とは
相続税は相続等に...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第11回
相続税と贈与税の一体化とは何か(承前)
前回のまとめ
わが国では、相続税と贈与税は別体系としてデザインされ、贈与税は相続税を補完するものとして相続税よりもその税率の上がり方が急になっているが、贈与税が後の相続税計算に影響を及ぼすことは原則ない。政府税調は欧米に倣い「現在贈与しても将来相続しても税額に差がない」という相続税・贈与税の一体化課税を目指して専門家会合をスタートした。
...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第81回
人類が「資質」で峻別される日
このコラムの読者は基本的に「富裕層」であり、かつ中でも経営者の方々が多いのではないかと拝察している。そうした経営者、あるいはより広い意味で組織のリーダーである方々が、日々格闘しているのが何といっても人事問題であろうことは疑いようのない事実だと思う。
「 AI (人工知能)の登場により、人間としての労働者の仕事は全て奪われる」―そう、主張されて久しい。もっとも...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第102回
権力と権威の相克
岸田文雄政権が我が国において成立してからやや日が経った。それによって何が変わったのか? と問われるとなかなか答え難い日々が続いている。無論、「新自由主義からの転換」といったお題目は次々に並べ立てられている。しかしそもそも我が国の戦後政治において澱おりのように積み重なってきたものが解消し始めたのかというと全くそうではないのである。むしろある意味、「ブルータスよ、お前もか」と...
- 2025年10月06日

唯一無二の「完璧な英語」をマスターする、藤川メソッドとは?!
日本人は、英語が不得意な方も多い。何故だろう?言語学的な国語と英語では、文法に大きな違いがある。その文法を論理的かつ体系的に明確化したのが「藤川メソッド」だ。慶応大学三田校舎の前にただずむ場所にLiberty English Academyがある。窓の外には敬応大学の煉瓦造りの東門が見える。その光景はまさに米国ボストン。歴史を語る机で少数でのグループレッスンと前述の「藤川メソッド」が驚異的...
- 2025年10月06日

鹿の角から作られた万年筆
葉巻のような手になじむデザインの万年筆を2名様に
使用しないときはまるで葉巻のような美しさの万年筆。ふたを取り外して後ろにつければ、手になじむ使いやすいデザインに。ボディはELKやトナカイの角を削って作られており、使えば使うほど味が出るのも特徴だ。ELKやトナカイの角は自然と生え変わるため、落ちている角を使用することで環境にも配慮されている。
ハンドメイドでひとつひとつ丁寧に作られた万...
- 2025年10月06日

ゴルフでも結果にコミット
“結果にコミットする。” ®―この言葉が世の中を駆け巡ったのは数年前。
ライザップは2016年にパーソナルゴルフジム「ライザップゴルフ」を開設し、今では全国に22店舗を展開。短期集中で鍛え上げ、ゴルフでも“結果にコミットする。”を実現。新サービスを導入し、オリジナルクラブも開発するなど、躍進が止まらないライザップゴルフの今とは。
やみくもに練習してもうまくなるわけではないし、高価なクラブ...
- 2025年10月06日

時代を読む―― 原田武夫 第92回
これからの本当の問題は「水」だ!
長期化する景気低迷、混迷を続ける政治。その背景において「集団免疫」が形成されず、全く終わる気配のない、新型コロナウイルスによるパンデミック(COVID-19)。そして我が国の日本海側を断続的に襲う豪雪とその被害。―さすがにここまでのことが生じると「昨日と今日は同じ、そして今日と明日も同じ」などと安逸に考えている読者の皆様はいらっしゃらないのではないかと拝...
- 2025年10月06日

三輪モーターサイクルという新しい爽快
普通免許で運転できる「スパイダー ロードスター」
水上オートバイやスノーモビルなどを輸入卸販売するBRPジャパンは、普通自動車免許で運転が可能な三輪バイク「カンナム スパイダーロードスター」を11月より日本市場で販売開始する。
最大の特徴はフロント2輪、リア1輪という構成の「Y-アーキテクチャー」で、これよりモーターサイクルの開放感とスポーツカーの安定性を同時に実現。Rotax製の新型...
- 2025年10月06日

2千名を超えるすべての講師が精鋭 東大螢雪会
これまでの学習にプラスする。勉強法を劇的に変えて苦手科目を攻略する。いつでも入会でき、受講スタイルは自由自在。受験生の最強の味方と言われる東大螢雪会のマンツーマン指導とは?
東京大学の学生が1979年に創設した「東大螢雪会」は、一貫してマンツーマン指導にこだわる塾である。受験事情や、受験をする子供たちの環境は様変わりしているが、39年という長きにわたり高い実績を保持し続けている。苦手科目を...
- 2025年10月06日

FUJIFILM X-T100 新発売
伝統の技術をコンパクトに
富士フイルム独特の発色の良さはそのままに、コンパクトで扱いやすいカメラが誕生した。コンパクトながら一眼レフの醍醐味である高性能電子ビューファインダーを搭載。明るい屋外でもクリアで滑らかに被写体を写し出し、ファインダーを覗いて撮るというカメラ本来の楽しさを存分に満喫。また、ミラーレスならではの、写真の明るさや色合いの仕上がりを見ながら撮影できるのも嬉しい。背面液晶は...
- 2025年10月06日

ポータブルスピーカ―の進化形
新しい「Beosound A1 第2世代」を発表
北欧ならではのミニマルデザイン、優れた携帯性、パワフルなサウンド、そして友人や家族とのハンズフリー電話やオンライン会議などで活躍するスピーカーフォン機能を備えたポータブルBluetooth スピーカー。初代モデルに磨きをかけた新しい「Beosound A1 第2世代」がバング & オルフセンより登場。著名デザイナーによるA1 のエレガントな...
- 2025年10月06日

自然と戯れる“テント時間”
老舗アウトドアブランドogawaをガイドにGo To Camp!
キャンプというのは準備段階から胸が高鳴るものだ。それもかなりのハイボルテージで。とりわけ初心者は、テントはもとよりライト、たき火用品、調理器具などを事前にそろえたり、使い方を学んだりする楽しみがあるので、なおさらワクワク度は高いと思う。ベテランを含むキャンパーたちの足は、だからまずショップに向かう。その選択肢の一つとしてお勧...
- 2025年10月06日

50年の研鑽が生む静寂
海外でもその名をとどろかす国産ハイエンドオーディオの雄、アキュフェーズ。1972年に創業し、50周年を来年に控えた今、歴代最高の静寂を手に入れた新製品が登場する。オーディオは音楽を再生するツールであるとともに、リスナー個人の好み、音の創造を楽しむ文化的側面も持つ。この点を重視し、極限の品質・性能を追求してきた同社製品の魅力とは。
オーディオブームのさなかである1972年、多くのブランドが大...
- 2025年10月06日

コカ・コーラの新アイコンCoca-Cola Heritage Glass
デザインイベント「エニートーキョー」にてデビュー
コカ・コーラは、デザイナーにトーマス・メイヤーホッファー氏を起用し、新しいアイコンとなるグラス「Coca-Cola Heritage Glass」を制作。東京でのデビューイベントとして、10月26日に開催されるデザインイベント「Any Tokyo 2013 :design & Idea」にてアートインスタレーションを実施し、同期間中に初回限...
- 2025年10月06日

コカ コーラの新アイコンCoca-Cola Heritage Glass
デザインイベント「エニートーキョー」にてデビュー
コカ コーラは、デザイナーにトーマス・メイヤーホッファー氏を起用した新しいアイコンとなるグラス「Coca-Cola Heritage Glass」を制作。10月26日に開催されるデザインイベント「Any Tokyo 2013 :Design & Idea」にてアートインスタレーションを実施し、同期間中に初回限定パッケージでの先行販売を行う。...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第76回
そして「2019年越え」ができなくなる日本企業
以前、とある我が国大企業の幹部と話していて、こう言われたことがある。
「我が国のデフォルト(国家債務不履行)というのはよく経済評論家が語ることですが、その度に消え、また現れるネタです。いわば蜃気楼(しんきろう)と同じようなものではないでしょうか」
「困ったな」と私はこの時、正直思った。なぜならば定量分析で見ると、我が国全体のデフォルト確率...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第78回
究極の目標としての「日本人」の淘汰?
世間にはいくつかの「奇譚(きたん)」がある。その一つが沼正三の手による『家畜人ヤプー』だ。読者から見て、あきらかに「日本人に違いない」としか思えない民族「ヤプー」が異民族である白人たちによって奴隷、いや動物扱いされているというおぞましい作品である。熱心な読書家である方々の中には、あるいは手にとって読んでみたことのある方もいらっしゃるのではないかと思う...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第77回
バブルの宴の後だからこそ詐欺にご用心
最近、こんな話を聞いた。―知人に2000万円ほど貸したのであるが、期日になっても返してこない。それなりに親しい知人であったので「早く返して欲しい」と要求したが、先方は「今用立てているから、待って欲しい」の一点張りだ。そしてかれこれ1年近くが経過している。
無論、この人物は顧問弁護士に相談した。しかし弁護士からの答えを聞いて愕然(がくぜん)とした。...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第82回
バンコクの河のほとりで考えたこと
今、このコラムをタイ・バンコクの市内を流れる河を、眺めながら書いている。世界中を駆けめぐることを仕事の一つとしている私だが、意外にもこの街を前回訪れたのは2003年、キャリアの外交官として現役であった時代のことだった。その頃の記憶をたどると、文字通り隔世の感がある。
2003年といえば、この国をまず襲い、次にアジア全域、さらには全世界を巻き込むことにな...
- 2025年10月06日

2021 BIG SURPRISE
Move Your Heart
クラブツーリズム・スペースツアーズ
米ヴァージンギャラクティック社では、世界初の民間宇宙船「スペースシップ2」に乗って青い地球や無重力を体験できる2時間の宇宙旅行を開発中だ。
●宇宙旅行 ※価格・時期未定(クラブツーリズム・スペースツアーズ www.club-t.com/space)
Ⓒヴァージンギャラクティック社
ワコウ・ワークス・オブ・ア...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第100回
何が決まらなければ「負の連鎖」は止まらないのか
我が国においては「COVID-19」と呼称される、新型コロナウイルスによる疾病の感染者数が実に驚くべきほど減少してきたと、この原稿を書いている段階(2021年10月末)においては喧伝されている。実に「驚くべき」ほどの減少ぶりなのであって、あれほどまでに「我が国でも死者は数十万人に上ることになる」と恐怖シナリオを煽りに煽っていたマスメディアは一...
- 2025年10月06日

先鋭と史実が出会う必然性 ロンドン
銀色に輝く英国の美しき系譜
剥き出しの配管類に多用されたガラス、何よりもギラリと
輝くメタリックな外装。写真で見る限り、伝統的な英国の
街並に馴染むことはなさそうな"ロイズ・オブ・ロンドン"
だが、事実は異なる。これほど英国らしい現代建築は、他に
はない。現地を訪れると、誰もが剥き出しに設置された全
面ガラスのエレベーターに目を奪われる。不定期に上下動
する様子は見ていて飽きる...
- 2025年10月06日

White&White
No Time like the Present
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンの2020春夏コレクションにアイコニックなバッグ、ドーフィーヌから初となるエピ・レザーバージョンが登場。独特のグレインと風合いが特徴的なエピ・レザーにLVロックをあしらい、あらゆるシーンで活躍する洗練された雰囲気に仕上げている。
●ドーフィーヌ ミニ 400,400円(ルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クラ...
- 2025年10月06日

時代を読む――原田武夫 第83回
「他責先進国」から「自責先進国」へ
2020年も2月に入り、我が国、そしてグローバル社会全体の世相は混迷の一途を辿たどっている。無論、どうしようもない不可抗力による状況は多々ある。しかし私の目から見ていると多くの混乱、とりわけ我が国におけるそれはどう見ても「人災」のように思えてならないことばかりなのだ。
個別の出来事を言えばきりがない。しかしそうした中だからこそ、これら「人災」に共通し...
- 2025年10月06日

伝統を受け継ぐ イタリアブランド
ピナイダー「封筒&カードセット」を3名様に
1774年にフィレンツェでファインペーパーの工房として創業した「ピナイダー」。19世紀に高級筆記具やレザーアイテムを発表し、政治家や文化人などが顧客に多く名を連ねていた。現在も伝統を継承したファインペーパー、高級筆記具、レザーアイテムなどを展開し、多くをフィレンツェの工房での手作業にて生産。ヨーロッパやアメリカのセレブリティーや政治家、ファッショ...
- 2025年10月06日

時代を読む―― 原田武夫 第93回
「夜に駆ける」若者たちのことを今こそ考えよ
このコラムを執筆している今(2021年1月末)はいまだ新型コロナウイルス撲滅のための「緊急事態宣言」が我が国において発令されている最中だ。先日も博多、名古屋と仕事で地方を巡ったが夜になると街は完全に静まり返っていた。本来ならばネオンが輝くべき繁華街も今は夜になると不気味な静けさを漂わせる一隅となってしまっている。
そうした中で深く感じ入っ...
- 2025年10月06日