再点検したい!Jリートの人気と魅力

かねて本欄でも幾度となく話題として取り上げている上場不動産投資信託(Jリート)にあらためて関心を寄せる投資家が、いま国内外で増えている。  なかでも、とくに海外投資家からの人気が足元で見る見る高まる状況となっており、昨年は年間を通じて海外投資家がJリートを3057億円も買い越した。  当然、それはJリートの先高期待が持続しているからであり、その背景には日銀がなおも超緩和的な金融政策運営を...
- 2025年10月06日

世紀のクルマ革命で不可欠なのは…

去る10月24日から11月4日にかけて東京ビッグサイトなどで開催された「東京モーターショー2019」に足を運んでみた。今回は、後に「来場者数が130万人超に上った」ということで大いに評価されていた(前回、2017年は77万人)が、確かに会場内はどこも熱気で一杯だった。  なにしろ、今は「100年に一度のクルマ革命」と言われる時代である。そこで生じる変化とは果たしてどのようなものか、自身の目...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第1回

為替差損益と二重課税の落とし穴 はじめに 筆者は30年間にわたり個人に対する国際税務のアドバイス業務に従事してきたが、その間、様々な問題に遭遇する機会があった。本稿ではこれから読者諸氏に関係しそうな話題を3回に分けて披露する予定である。 為替差損益のはなし  株式・投資信託であれ不動産であれ、外貨建ての各種資産を購入する際に避けて通れないのが外国為替、通称外為の問題である。税務の...
- 2025年10月06日

当面の円の上値には自ずと限りがある!?

本稿の執筆は米大統領選の投開票日よりも前であり、果たして現職のトランプ氏と前副大統領のバイデン氏のどちらが勝利を収めたかは判明していない。もっとも、本稿が読者の皆様の目に留まる頃になっても、まだ最終決着がついていない可能性も大いにある。  そうした段階でも言えることは数あり、その一つは「どちらが次期米大統領に就任しても、かなり大掛かりな財政政策が米国で打ち出されることは確実」ということであ...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第8回

国際相続に関係する二つの法律(承前) 前回のまとめ  相続が発生した場合、民法と相続税法二つの法律が関係している。相続当事者が全て日本人で財産も国内の場合、相続人の範囲と遺産分割割合は日本の民法のみで解決するが、一旦、外国の要素が入ると外国の民法を検討せねばならない。どちらの国の法律を用いるべきか解決する法律を国際私法といい、わが国では「法の適用に関する通則法」(通則法)が該当する(※1...
- 2025年10月06日

「今年もドル安・円高傾向が続く」は本当か?

2021年の外国為替相場を展望するに「ドル安・円高が進む」と見る市場関係者は少なくない。「ドルは最大20%下落する可能性がある」とは米シティグループの予想だが、果たしてそうであろうか。  執筆時、足元では代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格が初めて2万ドルを超え、勢い2万5千ドル前後まで急上昇していることが話題になっている。その価格上昇は昨年10月下旬あたりから勢いづき、わ...
- 2025年10月06日

当面はワクチン拡大のスピードがモノを言う!

金融市場では、1月の最終売買日(29日)にかけて米・日株価が大幅安を演じることとなった。元々、目先の高値警戒感は米・日ともに強まっていたし、市場では「2017年の秋口から2018年の1月下旬にかけて大きく値を上げた後に反転急落したときのパターンに似ている」との指摘も以前から聞かれてはいた。  なお、この度の米・日株価下落の直接的な引き金となったのは米国市場における一部中小型株の異常な乱高下...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第12回

出国税について はじめに  前回は諸外国の相続税事情を説明した。客観的数字から見ると我が国の相続税が大変に高いことが一目瞭然であった。それが一つの引き金となって実際に日本から離脱するのにはかなりの覚悟が必要だが、それでも本当に離脱する人もいる。今回はそういう場合の税金の話をしよう。 シンガポール  シンガポールでは個人の株式譲渡益は非課税である。このことを利用して日本人が...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第14回

エステートプランニングについて(承前) 前回のまとめ  今や我が国でも使われるようになったエステートプランニングという言葉の出所であるアメリカでは、時間と費用がかかりさらには遺産内容が公開される遺言⇒プロベートという手続きを避けるための方法を指す言葉として用いられている。プロベート回避手段として、前回は生前に死亡時の受取人を指定しておくPOD(Payment-on-death)を紹介した...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第20回

同性婚と配偶者控除 はじめに  古くは『仮面の告白』を嚆こうし矢としたLGBTに関する社会の認知度は世界的な流れの中でわが国でも急速に拡ひろがってきたように思います。私の事務所でも若い職員ほどLGBTはごく普通のものとの認識であり、日本と世界の意識の違いもさることながら、世代間の意識の違いでもあることを実感させられます。今回は私どもの事務所でも、時折コンサルの対象となる、同性婚の一方当事...
- 2025年10月06日

新時代の資産運用

仕組債のポートフォリオに特化した少数精鋭のIFA法人、AWZ。大手金融機関では成し得ない成果と、顧客との信頼関係に基づく資産運用を実践している。顧客と担当者との気さくなコミュニケーションを通して、新しい時代の金融組織、金融商品、そして資産管理などをうかがった。 「利殖のための利殖はむなしい。資産で何を成したいか、社会に何を残せるか……金融商品はそれを実現するためのものだと思います。リラック...
- 2025年10月06日

「一難去って」米・日株価は戻り歩調をたどり始める

今年1月の株式相場は大荒れの展開を余儀なくされた。日経平均株価は1月5日につけた年初来(執筆時)の高値から27日につけた年初来の安値まで11%あまりもの下落を見る羽目になったのだ。  周知のとおり、その最大の要因は米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策正常化の動きが想定以に“タカ派的"なものになるとの警戒が市場全体に広がったことにある。年明け5日に公開された12月開催分の米連邦公開市...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第22回

暗号資産あれこれ(承前) 暗号通貨≠暗号資産?  前回は主にDogecoinをめぐる暗号通貨の話を書きましたが、今回は暗号通貨全般の話をしたいと思います。既によくご存じの方もおられるかと思いますがしばしお付き合いください。わが国ではG20の決議に合わせて、2019年から暗号資産という呼称に統一されましたが、米国では依然として暗号通貨(Cryptocurrency)が一般的名称です。両...
- 2025年10月06日

期待高まる「リオープン」の動き

日本経済復活の兆し 3月の全国百貨店売上高が、前年同月比4.6%増の約4260億円と、2カ月ぶりのプラスになった。まん延防止等重点措置の解除で来店客数が回復したことが大きいのは言うまでもないが、時計や宝飾品など高額品の売れ行きが好調続きであることもポイントである。  個別では、全国主要都市に「大丸」、「松坂屋」を展開するJ.フロント リテイリングの3月の月次売上高において、大丸東京店の売...
- 2025年10月06日

金融コラム 田嶋智太郎 経済アナリスト

なおも米景気拡大の流れは続いている! 3月半ばに行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)を境にして、市場では円高・ドル安傾向がやや強まり、執筆時の日本株もひところ見られた上値追いの勢いをいったん失ってしまった感がある。  FOMCでは事前の予想に違わず政策金利引き上げの決定が下されたが、その時点ですでに相場には織り込み済み。FOMCメンバーらが見通す将来の利上げペースが上方修正されなかっ...
- 2025年10月06日

南国フィリピン、灼熱の不動産投資

フィリピンがトンデモナイことになっている。 経済発展目覚ましく、ここ15年は録画映像を3倍速、5倍速で見ているかのよう。 そのなかで日本の富裕層が注目すべきは、不動産投資である。 とりわけ4年後にセブ島・マクタンリゾート地区に誕生する ホテル&レジデンス「アルーガ」は、今が投資する絶好のタイミングだという。 現地に根付いて不動産ビジネスを展開するハロハロホームのファウンダー、 鈴...
- 2025年10月06日

ダイバーシティー経営で企業価値向上を実現!

 去る5月18 ~ 19日、働く女性のための総合イベント「WOMAN EXPOTOKYO 2019」(日本経済新聞社、日経BP主催)が東京都内で開催され、同イベントに先立って17日には日経ウーマノミクス・プロジェクトと月刊誌「日経WOMAN」による『女性が活躍する会社ベスト100 2019』の表彰式が催された。  今年で17回目となる女性活用度調査の結果、総合1位に輝いたのは前回の5位から...
- 2025年10月06日

アッサンブラージュという芸術

「毎年、天候の違いに左右されることなく、最高のプレステージシャン パーニュを造る」。1843年にメゾンを創設した、ヨーゼフ・クリュッグ の夢を受け継ぎ、緻密な作業と直感をもって、新たな「忘れえぬ一滴」 を生み出し続ける。すべては、クリュッグのある至福の瞬間のために。 「忘れ得ぬものをつくるには、時間をかけなければいけません」と、クリュッグ最高醸造責任者のエリック・ルベル氏は言う。9月...
- 2025年10月06日

国内注目企業の「行く年&来る年」

日本経済新聞社がまとめた2019年の『ヒット商品番付』によれば、東の横綱が「ラグビーワールドカップ(W杯)」、西の横綱は「キャッシュレス」であった。  確かに、初めて日本で開催されたラグビーW杯は、日本代表が「初のベスト8進出」という快挙を成し遂げたこともあり、一気にファン層が広がって大いに人気が盛り上がった。その結果、日本代表のウェア類を扱う「カンタベリーオブニュージーランド」を傘下に従...
- 2025年10月06日

消費増税で伸びる「中食市場」に要注目!

10月から消費税率が引き上げられ、同時に軽減税率とキャッシュレス払いでのポイント還元の仕組みが導入された。いまだ、ポイント還元制度については「複雑過ぎてよくわからない」などといった生の声を耳にすることも少なくないが、とりあえずキャッシュレス決済の利用度合いだけは着実に高まっているようである。  小売店や飲食店などでキャッシュレス決済への対応が進めば、一に訪日外国人観光客の利便が高まり、さら...
- 2025年10月06日

想いがつなぐ街づくり

兵庫県神戸市 平安時代に平清盛が中国(宋)との貿易で利用したことで港町として栄えてきた神戸市。1868年の開港後は、外国人居留地が設けられたことから、いち早くあらゆる西洋文化が伝わり、独自のスタイルを築き上げた貿易国際都市として発展。異人館や旧居留地などの異国情緒あふれる街並みが広がる。  また、山頂からの抜群の眺望と大自然を満喫できる六甲山など山と海に囲まれた豊かな自然を有する神戸市は...
- 2025年10月06日

今後も「なでしこ」の注目度は一段と高まる!

去る6月11日、金融庁と東京証券取引所は「2021年改訂版のコーポレートガバナンス・コード」を公表し、同日から施行した。  これは上場企業が守るべき企業統治の行動規範で、各企業が起業家精神に富んだ経営を行い、稼いだ利益を企業の長期的成長につなげたり、広くステークホルダーに還元したりする よう促すことを主な目的として、取締役会のあり方や役員報酬の決め方などを定めた指針である。わが国では20...
- 2025年10月06日

日本株は早晩、出遅れ修正の局面へ

執筆時における米国の主要株価3指数(NYダウ工業株30種平均・S&P 500指数・ナスダック総合指数)は、ほぼ連日のごとく史上最高値の更新を続けている。米国の金融政策当局である米連邦準備制度理事会(FRB)が非常に慎重な政策方針を掲げていることに加えて、諸外国のマネーが次々と米国債に流入していることで景気回復過程にあるにもかかわらず米国債利回りの上昇が抑え込まれていることも、米株価にとっては...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第17回

信託と税金 日米の考え方の相違(承前) 前回のまとめ  米国在住アメリカ人の父親が委託者兼受託者として有価証券を信託財産とするRevocable Trust(撤回可能信託)を米国で組成。収益受益権を有する者は日本永住者である息子である。彼は信託財産から上がる収益を毎年、日本で確定申告してきた。今般、税務署からこの信託の内容に問い合わせが来た。私どもの事務所は本件についてのアドバイスを求め...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第18回

海外留学・国際結婚と税金 はじめに  私が留学したのは37年前のことでした。当時は今よりも国際電話は高額だったので、非常時以外は電話でなく手紙の往復で2、3週間かかる、というのがわりと標準的な当時の学生と親のやり取りだったと記憶しています(ユーミンの曲に「青いエアメイル」というのがありますが確かに青い便箋を使ってました)。  ここ最近はネットで連絡がとれる、更にコロナ以降はZoom...
- 2025年10月06日

「有事」の株やドルは買い向かうのが得策!?

あらためて評価が高まる「サイバーセキュリティー関連銘柄」とドルの調達需要 2 月下旬、ついにロシアがウクライナへの侵攻を開始した。世界的な金融・経済の行方を考えるうえで、この事実から目を背けることは決してできない。西側諸国にとってみれば許されざる暴挙であり、直ちに強烈な経済的制裁をロシアに対して科すと決めた。  ロシアのプーチン大統領が、あろうことか核戦力をちらつかせて欧米を牽制している...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第24回

183日ルールについて はじめに  私がよく行くゴルフ場のクラブハウスで、本人は海外移住したと言われているのに定期的に見かける人が複数人おられます。彼らは香港、シンガポールに在住(移住)した方々でした。皆さん一様に日本の税金について気にしています。が、異口同音に自分たちは183日以上、海外に住んでいるから日本で所得税がかからないと言われます(時折、相続税もかからないと言われる方もおられま...
- 2025年10月06日

農業の未来に投資するみんなで大家さん

資産は預けるのではなく、運用して増やすものだ。 元本の安全性を重視した不動産投資商品「みんなで大家さん」は、少額から始められて不動産投資のリスクも少なく、さらに世界に誇る日本の技術を“みんな”でサポートするという、将来性と社会貢献性の高い魅力ある商品だ。 より効率よく資産を増やすため、運用に興味を持っている方も多いだろう。多々ある投資対象の中でもおすすめしたいのが、不動産特定共同事業法に...
- 2025年10月06日

歴史ある文化遺産と海の幸の宝庫

長崎県平戸市 長崎県の最西端に位置し、面積の5分の1は西海国立公園に指定され、美しい海と緑の棚田が広がる豊かな自然に恵まれた平戸市。古くから海外貿易が盛んで、1550年にポルトガル船が入港し貿易が始まり、フランシスコ・ザビエルの来訪をきっかけに、キリスト教が普及。その後、多くのヨーロッパ船が行き交う国際貿易港として異国文化の発信地となった。平戸オランダ商館や平戸城を始め、世界文化遺産に登録...
- 2025年10月06日

米大統領選前後の相場の波乱は大チャンス!?

いよいよ米大統領選の投開票日が間近に迫ってきた。とはいえ、開票が始まっても結果が明らかになるまでにはかなりの時間がかかると見込まれるうえ、たとえ一方が高らかに勝利宣言を行ったとしても、最終的な“決着"がつくまでには気が遠くなるほどの時間が経過する可能性もあるとされる。  なにしろ、これまで現職のトランプ氏は新型コロナウイルスの影響で利用が急増すると見込まれている郵便投票を「不正の温床」と見...
- 2025年10月06日

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