
活躍の場を広げる!中小企業のM&A仲介
去る7月1日、独立行政法人、中小企業基盤整備機構(中小機構)は、創業・ベンチャー支援及び事業承継・事業引継ぎ支援をより充実・強化するために『創業・ベンチャー支援部』及び『事業承継・再生支援部』を設置し、同時に中小機構内外の関連業務・関係機関との連携強化に向けた支援体制の整備を図ることを発表した。
いまや中小企業や小規模事業者の休廃業・解散は後を絶たず、そのことが将来的に日本の技術力や活力...
- 2025年10月06日

2020年の米国経済はバブルの様相?
2020年の国際金融相場の幕開けは、昨年と同様、大いに波乱含みなものとなった。周知のとおり、年明け早々にイラン要人の殺害という軍事計画をトランプ米大統領が独断で実行したことにより、中東情勢の緊張という地政学的リスクへの警戒が一時的にも市場で強まった結果、ドル/円のレートや日本の株価などが乱高下するに至ったわけである。
本件については、トランプ氏の独断を批判する声も少なくない。今秋の米大統...
- 2025年10月06日

「アジアの世紀」の投資を考える 田嶋智太郎 経済アナリスト
「アジアの世紀」の投資を考える
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙の分析によると、国連貿易開発会議(UNCTAD)の定義に基づく「アジア」の経済は2020年、世界の他全域の経済の合計を上回るのだという。同紙の記事によれば、これは19世紀以降では初めてのことで、数字が示すところでは「アジアの世紀は2020年から始まる」。
そんなアジアには、2020年までに世界の中産階級層(2005年現...
- 2025年10月06日

人と自然と産業が調和した町
愛知県幸田町
愛知県の中南部に位置する幸田町(こうたちょう)は、数々の史跡とともに緑豊かな自然が守られた美しい町だ。徳川家康と共通の祖を持つ深ふこ溝うず松平家の菩ぼ 提だい所でもある本光寺(ほんこうじ)には、島原城主となった深溝松平家初代から19代までの墓所がある。石殿と呼ばれる神殿形式の墓は全国的にもめずらしく国の史跡指定を受けている。またガクアジサイをはじめとした15種約1万本が参道に...
- 2025年10月06日

将来有望銘柄のバーゲンセール
2月下旬以降、米・日をはじめとする世界の主要な株価指数が軒並み大幅に下落した。きっかけは、新型コロナウイルスの感染がイタリアなど欧州の国々にまで飛び火したことで、にわかにパンデミック(世界的な大流行)の可能性が市場で危惧され始めたことにあった。
その後、米国内でも感染の拡大や死亡事例が確認されるようになり、一頃まで「対岸の火事」を眺めるかのごとく冷静な反応を見せていた米金融市場でも一気に...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な 国際税務の基礎知識 第6回
二重国籍と税法の関係
二重国籍の話
筆者は仕事柄「二重国籍」の話に遭遇することがある。例えばこんなシチュエーションだ。
自分の夫はアメリカ人で、その配偶者として志望してアメリカ国籍を取得した。その際、戸籍法上の手続きは特にしなかったので、現在、自分はアメリカと日本の二つの国籍を保有していると認識しているがその理解でよいのか。
日本の国籍法を見てみよう。
国籍法第11条
...
- 2025年10月06日

投資のストラテジーとダイナミズム
近年、FXのなかでも「EA(Expert Advisor)」と呼ばれる自動売買ソフトを活用した投資手法が注目を集めている。それはどんなものなのか。EA提供サービスのトップを走るGEMFOREX(ゲムフォレックス)を紹介しよう。
FXにおける「自動売買(システムトレード)」とは、注文や決済のタイミング等、「あらかじめ決めたルール」に従って、自動的に売買することを意味する。つまり機械が投資家に...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第9回
金投資について
はじめに
ここ数回やや専門的な話が続いたので今回はコロナ禍で価格高騰した金投資について書いてみたい。
金の価値
ギリシャ神話ミダス王伝説に始まり、現在でもベネチア映画祭の金獅子賞(Leone d'Oro)やフランスワイン名産地のコートドール(Côte d’Or)、金閣寺、秀吉の黄金の茶室など、人々の金に対する特別の思い入れは古今東西共通である。金が錆びないこと...
- 2025年10月06日

実りある未来のために
「将来の安心」を担保してくれる投資はないものか。一つの選択肢に「アパート経営」という不動産投資がある。中でも〝有望株〟は、アイケンジャパンの手がける物件だ。創業以来14年間、築10年以上を経ても高い収益稼働率を誇り、「お客様にアパート購入を後悔させたことはない」という。その〝強さのからくり〟を、同社代表取締役・中島厚己氏が語る。
現役引退後に、あるいは何らかの事情で収入が途絶えたような時、...
- 2025年10月06日

東京市場全体の魅力を高める!東証の再編
来年(2022年)4月4日に東京証券取引所(東証)の再編(市場区分の見直し)が行われる。それにより、これまで東証1部・東証2部・ジャスダック・マザーズに分けられていたものが、プライム・スタンダード・グロースへと新たに区分けされることとなる。
現在東証1部上場企業は、会社が希望すれば最上位に位置づけられるプライム市場にそのまま移行できるが、同市場の上場基準を一定期間内に満たせなければ、いず...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第16回
外国通貨交換に伴う所得の発生
はじめに
最近、国税不服審判所(※1)で以前に当コラムで紹介した話題に関する裁決があったので今回はそれを紹介することにしたい。信託の話の続きは次回で取り上げる。外国通貨交換の所得認識事案の概要は以下のとおり。納税者が海外の金融機関との間で締結した投資一任契約(※2)を通じて行った「外国通貨から他の外国通貨への交換」及び「外国通貨で支払が行われる有価証券の購...
- 2025年10月06日

高まる!? 日本株の相対的優位性
円安がもたらす日本の上場企業の株価への影響
3月下旬、ついに1ドル=125円台まで円安が進む場面を垣間見ることとなった。急激な円安進行の直接的原因は、日銀による「指し値オペ(公開市場操作)」の連続実施である。国債を決まった利回りで無制限に買い入れる措置が1日に複数回発動されたのは初のことで、さすがに市場もかなり敏感に反応した。
日銀が金利を人為的に低く抑え込む政策に執着する一方で、米連...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第23回
暗号資産あれこれ(承前)
暗号資産と税金
暗号資産の税務に関する国税庁の見解は「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(情報)」で明らかにされており、市販の解説本もすべてこの見解を紹介しています。本稿ではこの中から読者に興味がありそうな部分を抜粋して紹介します。なお、紙幅の関係から全ての計算例はあげられません。上記見解はネットで入手可能で計算例もあげています。
保有する暗号資産...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第25回
索引号
はじめに
当初3回の予定で始まった本コラムも回を重ねて25回の長期連載となりましたが、ここでいったん終了となります。長らくお読みいただいた皆様にお礼申し上げます。 今回は過去に取り上げたトピックをご紹介します。『WEB-NILE』で再読可能ですので、ご興味あるものがあればご覧ください。ご愛読いただきありがとうございました。
所得税の話
今読み返しますと、所得税と相続・...
- 2025年10月06日

中世からの歴史が息づく文化都市
山口県山口市
山口県のほぼ中央に位置する山口市。室町時代、守護大名の大内氏が京都を模し街づくりを行ったことで中世には「西の京」と謳(うた)われ、西国一の栄華を誇った大内文化固有の歴史が今も街全体に息づいている。日本三名塔に数えられるほどの美しさを誇る国宝「瑠璃光寺(るりこうじ) 五重塔」や、歴史のロマンを乗せて走るSL「やまぐち」号、1日2000トンの豊富な湯量を湧出する美肌の湯「湯田(ゆ...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第4回
国際遺産相続手続きと税金のはなし(後編)
お嬢さんは
知り合いのホノルルの弁護士と会計士からプロベートとアメリカの税金計算の概要(第3回コラム)を聞いたお嬢さんは(彼女は大学生の時に留学経験があり英語が堪能なのだ)、これらを踏まえて日本の税金はどうなるのかを日本の税理士に聞いてみた。
日本の税金は
日本に住所を有する日本人が海外に財産を残したまま亡くなった場合、その者の日本国...
- 2025年10月06日

相次ぎインドに本格進出する日本企業に注目!
周知のとおり、ここにきて中国の経済成長は鈍化傾向をたどっている。では、次の成長市場はどこか。それは一つにインドということになろう。かねて、インドには日本からスズキやホンダ、ダイキン工業などといった製造業が相次ぎ進出を果たしてきた。そして、最近は小売りや外食など非製造業の進出が目立ち始めている。
もともと、インドには市場として成長・成熟する素地があった。なにしろ、2008年から2018年の...
- 2025年10月06日

「リスク回避で円買い」は本当か?
執筆時においては、国際金融市場でも新型コロナウイルス感染拡大の話題がとりわけ重要視される状況となっている。その世界的なマイナスの影響は計り知れないが、少なくとも中国経済が受けるダメージは浅からぬものとなろう。むろん、中国の景気減速は日欧米の経済にとっても痛手となる。
得体の知れない病原菌の世界的な感染拡大が続けば、とかく市場のムードはリスク回避的なものになりやすい。ところが、現実には米日...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第5回
英米で遺言に代えて信託が盛んな理由
はじめに
前回のコラムでは、米国でプロベート回避の方法として使われている銀行預金(Payable-On-Death=POD)、証券口座(Transfer-On-Death=TOD)、不動産の登記(Joint Tenancy)を説明した。今回はこれらに劣らず用いられている信託(Trust)について説明しよう。
信託とは何か
信託という言葉を...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第7回
国際相続に関係する二つの法律
はじめに
火葬場の空高く棚引く煙。それを見ながら笠智衆が印象的なせりふを語る。日本人の死生観を極めて映画的に表現した小津作品の有名なワンシーンだ。そうしてこの瞬間から相続手続が始まる(※1)。
相続とは
今さらながら相続とは何をいうのだろうか。わが国でもかつては家の主としての戸主の地位を承継する家督相続として相続が位置付けられていたが、今日の日本...
- 2025年10月06日

「ワクチン相場」のなかでも一部に光るニッポンの技術
執筆時におけるNYダウ平均やS&P500種、ナスダック総合といった米国の主要株価指数(3指数)は、いずれも史上最高値圏での推移を続けている。
周知のとおり、バイデン米政権下におけるワクチンの展開は従来の想定よりも前倒しで進んでおり、先にニューヨーク市は7月1日にも経済活動をほぼ完全に再開し、市中の店舗や飲食店、競技場、美容室などを通常営業に戻す(学校と劇場は今回の対象外)方針を示した...
- 2025年10月06日

なおも米・日の株価には一段の上値余地!?
米国の代表的な株価指数であるS&P500の執筆時の値は、5月7日に記録した史上最高値にほぼ顔合わせしてきている。4月にいったんは調整場面があったものの、ほどなく切り返してきた。
米金融情報会社リフィニティブによれば、同指数構成銘柄の1株当たり利益(平均)は2021年に189ドル強と前年比で35%伸びる見通し。さらに、22年は211ドル強、23年は231ドルと段階的に増えることも見通してい...
- 2025年10月06日

新政権が目指す低消費電力社会の実現
自民党の新総裁に岸田文雄氏が選出された。総裁選を通過したことで、ひとまず株式市場には目先の材料出尽くし感が広がりやすくなっているものの、衆院選の投開票日程も迫るなかで政策期待は依然として根強い。海外勢も岸田新首相の誕生に対して、少なくとも「失望」の売りを仕掛ける構えではないようだ。
差し当たり、岸田氏が提唱している健康危機管理庁(仮称)の絡みで医療関連株、経済活動の再開期待で旅行関連株や...
- 2025年10月06日

投資家の目を惹く!いまどきの先端的な環境技術
いまや、地球温暖化ガス削減につながる先端的な環境技術を持つ企業に世界の投資マネーが集まっていることは周知の事実。いわゆる「ESG(環境・社会・ガバナンス)」に関連する非財務的な開示情報を投資判断に活用しない機関投資家は、ほとんど皆無に等しいとさえ言える。
なかでも、最近とくに投資家の注目度が高い環境技術は、電気の効率利用を促す「EaaS」、二酸化炭素(CO₂ )を回収・貯留する「CCS」...
- 2025年10月06日

2022年も通年でドル高の流れは続く!?
2021年の為替相場を振り返り、その大きな流れを一言で述べるならば「基本ドル高の年であった」ということになるだろう。主な原因は、他でもなく米連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針が他の主要中銀に比べてタカ派寄りだったということにあり、その背景には米国における新型コロナウイルス向けワクチンの普及が早い段階からスタートしたことや大型の経済対策が矢継ぎ早に打ち出されたことなどにより、米国景気の復調...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第19回
国際結婚と税金(承前)
はじめに
前回のコラムでは海外留学中の子女や国際結婚した子供夫婦に現金を送った場合の税金について取り上げました。今回はそれ以外のケースを順次説明していきます。
さまざまなケース
②ご自身も海外移住する
最近はご自身も海外移住する方もおられます。もっとも気を付けなければならないのは出国税です。正式には国外転出時課税制度と呼ばれていますが、国外に主たる居...
- 2025年10月06日

2022年の日本株は再評価の動きが強まる!?
真の企業価値を再評価する動きに期待
振り返れば、2021年は世界的に株高の年となった。MSC(I モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出、公表している「MSCI世界株価指数」を見ると、同指数を構成する48の国・地域のうち21の株価指数が過去最高を更新。年末にかけては、ダウ工業株30種平均やS&P500指数といった米国の主要な株価指数も史上最高値を更新する動きを見せた。...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第21回
暗号資産あれこれ
君はSHIBA INUを見たか
2021年はアメリカの現在の投資ブームを象徴するいくつかの出来事がありました。1月には(日本でも話題になりましたが)、複数のファンドがGameStop株式に大量にショートポジションを仕掛けていることがSNSアプリ「Reddit」の掲示板に載るや、投資アプリ「Robinhood」ユーザーである若者層を中心とした投資家がファンドのショート戦...
- 2025年10月06日

新アメリカンドリーム オープンハウス
アメリカ不動産投資説明会を銀座・渋谷・横浜で開催
【銀座】
●日時 2019年2月2日(土)13:00 ~ 2月26日(火)18:30 ~
●場所 GINZA SIX 11F オープンハウス銀座ラウンジ(東京都中央区銀座6-10-1)
●講師 飯田貴昭氏他 ※いずれの講師も変更となる可能性があります
【渋谷】
●日時 2019年2月6日(水)18:30 ~
●場所 渋谷たくぎん...
- 2025年10月06日

個人海外投資に必要な国際税務の基礎知識 第2回
国内居住者と非居住者で異なる税金の扱い
はじめに
冬のこの時期、北海道各地の湖沼には北からの渡り鳥が飛来するのが風物詩になっている。かたやアジアからも定期的に日本に飛来する、海外に移住した一団の日本人がいる。彼らは健康診断を受診すると何事もなく南方へ帰っていく。一時帰国しただけでは税務上、居住者に当たるとされることはないのだ。今回は「居住者」の話を取り上げようと思う。
いわゆる居...
- 2025年10月06日