炭屋
Text.Takako Kosakai
Photo.THE RYOKAN COLLECTION
「茶の湯」の心のおもてなし
京都巡りで一泊するなら、「炭屋」がいい。市の中心に 位置し、どの寺や観光地を訪れるにも都合よく、何より 「真の日本宿」だからである。全部屋とも数寄屋造りの 座敷で、贅を凝らした細工が施された欄間、聚楽壁な ど、しつらえもすべて伝統的な日本建築の造り。「玉兎 庵」、「一如庵」など5つの茶室が配されていることから も「本物」であることが窺える。毎月7日と17日には釜を つけて茶を振る舞う「茶の家」でもあるのだ。そして茶 の湯の精神を、そのまま接遇にも反映している。さりげ なく、しかし細やかな配慮が垣間見られるもてなしを 受け、茶の作法に基づく懐石料理をいただく。聖護院 大根、賀茂茄子などの京野菜、新鮮な魚介が四季を表 現する膳も何とも美味。


INFO.
ADDRESS_京都市中京区麩屋町三条下ル

THE RYOKAN COLLECTION加盟
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