世界の贅沢、NILEの贅沢

ルイナールの新たな一歩

（左）一体成形でボトルの輪郭をぴったりとなぞることができる製紙技巧の研究開発に取り組んだ。
（右）ケースに直接はめ込まれたスナップボタンで開閉。

サスティナブルパッケージ「セカンドスキン」を発表

ルイナールは1729年創設以来「シャンパーニュの宝石」とうたわれる世界最古のシャンパーニュメゾン。「清らかさ」「繊細さ」「上品さ」を追求し、コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質のブドウを巧みに選定して高度な技術を屈指したシャンパーニュ作りの名手である。繊細でフレッシュ、丸みのある豊かな味わいの「ルイナール ブラン・ド・ブラン」は、「シャルドネの芸術」とも称されている。また1764年にはロゼ シャンパーニュを最初に市場に送り出したメゾンでもある。
　ラグジュアリーブランドの役割と責任を果たすべく、2年の歳月をかけ研究を重ねた環境に配慮したパッケージ「セカンドスキン」を開発した。100％リサイクル可能でウッドファイバーで作られているセカンドスキンはプラスチック完全不使用。シャンパーニュを丹念に造りあげるすべての段階で環境を考慮するメゾンの包括的開発アプローチにおいて新たな一歩となる。
　ルイ15世の時代から受け継いでいるボトルの形状はルイナールの象徴ともいえる。このボトルの曲線に沿ったセカンドスキンは、ルイナール専用に特別開発された加工技術で実現した。メゾン地下38ｍにあるシャンパーニュセラー「クレイエル」を彷彿させ、エンボス加工のテクスチャーは環境保全と美しさを兼ね備えている。「セカンドスキン」は日本では2021年来春のお目見えだ。

●ルイナール　MHD モエ ヘネシー ディアジオ　TEL 03-5217-9736 　mhdkk.com/brands/ruinart/

既存のボックスと比較して9倍軽量化し、セカンドスキンの製造における二酸化炭素の排出量を60％削減に成功した。