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カリカンテを主に使用したエトナ・ビアンコ 2018はフレッシュな酸味が特徴(写真右)。プラネタ史上最高の出来となったネレッロ・マスカレーゼを100%使用したエトナ・ロッソ2017は華やかで洗練された味わい(写真左)。
肥沃な大地が生んだシチリアワイン
Text Nile’s NILE
高品質なワイン造りと的確なブランディングによりトップブランドの地位を築き上げたシチリアのワイナリー、プラネタ。伝統を守りつつ、シチリアの風土のポテンシャルをさらに追い求め、新たなワインを生み出し続けている。
地中海に浮かぶシチリア島にあるイタリアを代表するワイナリー、プラネタは、葡萄(ぶどう)栽培において300年以上の歴史を持つ。
1985年にワイン造りに着手し、10年の歳月をかけて高品質のワイン造りに適した葡萄栽培を行った。エリアによって気候や土壌が大きく異なるシチリア島でその風土を最大限に生かし、メンフィ、ヴィットリア、ノート、エトナ、カーポ・ミラッツォといった五つのエリアでそれぞれ個性あふれるワインを生産している。
 なかでも特徴的なのが、ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山の北部に位置するエトナエリアで造られるワインだ。シチリアの大型ワイナリーの中でプラネタが最初に同エリアに進出し、標高510 ~ 870mの自社畑の中心にワイナリーを構えた。昼夜の寒暖差が激しく、度重なる噴火によって豊富なミネラル分が蓄積された豊かな土壌が広がる火山灰地域であるため、良質な葡萄が収穫できるのだ。ここではおもにエトナ土着の葡萄である、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カップッチョ、カリカンテを栽培し、白2種、赤2種、スパークリングの5種のワインが造られている。白は、ミネラル豊富でフレッシュな酸味が特徴。赤は、しっかりとしたストラクチャーと複雑味を備えた力強くもエレガントな味わい。スパークリングは、ミネラルが溶け込んだクリーミーな味わいとシャープな酸味が楽しめる。
 どんな料理にも合わせやすく、シチリアの豊かなテロワールを表現するプラネタのワインを、ぜひ一度味わってみてもらいたい。

●日欧商事 TEL0120-200105 www.jetlc.co.jp
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