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ミニペストリー、ミニピゼッテ、ミニクロワッサン&カナッペに日替わりのケーキが楽しめるアフタヌーンティーのセットは、日本限定のメニューだ。アフタヌーンティーセット デラックス シャンパン付き(2人用)12,000円
ミラノ伝統の味
Text Nile’s NILE
イタリアのミラノで屈指の歴史を誇る老舗のカフェ「コヴァ」が、今年9月、ギンザ シックスにオープンした。ミラノの本店を再現した洗練された空間で、ランチからアフタヌーンティー、アペリティーボまで、本店のエグゼクティブシェフが監修したメニューの数々を楽しめる。
1817年にミラノで創業したコヴァは、イタリア最古のパスティッチェリア(菓子店)の一つである。ミラノの名士たちの社交場として人気を集めると、1848年にはイタリア統一運動の主なきっかけとなった「ミラノの5日間」の会合場所として利用された。その後、第2次世界大戦中の空爆により、店舗をファッションの中心地であるモンテナポレオーネ通りに移転。芸術家や文豪たちにも愛され、アーネスト・ヘミングウェイの長編小説『武器よさらば』にも登場している。発展と栄華を極めたミラノとともに激動の歴史を刻んできたコヴァは、200年以上にわたって菓子職人たちの熟練の技と味を継承し、今なおミラノの人々に親しまれている。
 そんなコヴァの東京の旗艦店として「カフェ コヴァ ミラノ ギンザ シックス」が9月にオープンした。店内はビロードのソファ、クリスタルのシャンデリア、天然大理石を使用したマホガニーのカウンターなどを設(しつら)え、ミラノ本店の雰囲気を再現している。アイコンメニューであるサーケル(チョコレートケーキ)を始め、月替わりのランチセットや、日本限定のアフタヌーンティーセットも用意。カクテルも豊富にラインアップされ、時間を問わず楽しめる。また、門外不出のレシピで作られるミラノの伝統菓子、パネットーネなどのギフトコレクションも充実している。
 今年11月には、渋谷スクランブルスクエア内にもオープンするコヴァ。
洗練されたラグジュアリーな店内で、200年以上受け継がれてきたミラノ伝統の味を楽しんでみては。
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