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(上)湖と牧草地、その向こうに葡萄畑を望むセラードアのテイスティング・ルーム。ワイン全品をバイザグラスで賞味でき、軽食も楽しめる。(下)湖畔から丘陵地帯にかけて、整然と整備された葡萄畑。今日に至るまで、大きな天災などには見舞われず、収穫も安定している。
「最初は試行錯誤だった。少し標高が変わるだけで、土壌が全く異なるものになる。そうすれば育つ葡萄が変わり、しかるのちにワインも変わる。ようやく、ここだという場所を見いだして、じっくり葡萄を育てることに専念できるようになった」とホワイトさんとセントラルオタゴのテクニカル ディレクターのブロック・キャンベルさんは開墾当初を振り返る。
 火山灰が堆積した栄養分豊富な粘土質の土壌を生かして、主にピノ ノワールを栽培している。厳格な基準をもとに間引きをしながら丁寧に育て、手摘みした葡萄を、1日4度以上のプランジング、フレンチオーク樽での熟成などを経て完成させる。だから、クラウディー ベイのピノノワールは、透明な果実感と涼やかな飲みごたえ、シルクのようになめらかなタンニンを持つ、優美な味わいなのだ。
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(上)葡萄畑の近くには、19世紀のゴールドラッシュの遺構がある。この石垣で金を含む川の水を濾過(ろか)したという。(下)かつて牧畜用の貨物車両の駅だった建物をベースに、モダンにリニューアルされたセントラルオタゴのセラードア。大きく開かれた窓から見える景色もまたごちそうだ。
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