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バロン・ダヴェラを象徴する「トリプル・エクストラ・オーピュス・トロワ」(750ml)は4998本限定。ボトルにはシリアルナンバーが記載されている。12,960円。
パリのグランメゾンが認めるシャンパーニュ
Baron d’AVELLA
Text Mayumi Sakamoto
フランス・パリの「トゥールダルジャン」や「パーク ハイアット パリ ヴァンドーム」、キャビア専門店「ペトロシアン」。創業からおよそ10年のシャンパーニュメゾンが、これほどまでに多くのグランメゾンに愛されるのはなぜか。バロン・ダヴェラ。2007年に誕生したメゾンが造るシャンパーニュが話題になっている。
 シャンパーニュ地方南東のコート・デ・バールの中心部に位置するレ・リセ村で、家族経営のドメーヌとして1725年にスタート。バロン・ダヴェラは、1864年に設立されたシャンパーニュメゾンの6代目であるティボーとフレデリックの兄弟が、祖父のバロン・フェデリコ・ダヴェラの生誕100年に当たる2007年に設立した。高品質なピノ・ノワールの産地として知られるレ・リセ村に8ヘクタールほどの畑を所有し、有機農法による栽培を徹底。他者に貸し出していた畑も回収し、有機農法に耐え得る土壌にするため時間をかけて修復作業が行われている。
 土壌は粘土石灰質、その下はシャブリの畑によく見られるキンメリジャン。南東向きの急な傾斜面であることから日当たりに優れ、シャンパーニュを造るために必要な条件がそろっている。つまり、偉大なるシャンパーニュにふさわしいテロワールに恵まれているのだ。さらに丁寧な手入れや人の目による確認など伝統的な手法も取り入れ、それぞれカスタマイズしている。
 この希少価値の高いシャンパーニュを輸入するのは、マックススタッフ代表取締役の友田準氏。パリのレストランで偶然出合い、誰もがその名を知る高級シャンパーニュと同じメニューに載っていたこと、そしてその味の素晴らしさに感銘を受け、伝手をたどって輸入を実現させたという。日本では東京・西麻布のバー「33 Wine Lounge」で実際に味わえる他、三つ星レストラン「ジョエルロブション」のワインリストにも掲載されている。
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