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果実味溢れるシチリアワイン
Text Asuka Kobata
芳醇(ほうじゅん)な香りでどこかエレガント、さらにはしっかりとした力強さも備えた赤ワイン、サンタ・チェチリア。イタリア・シチリア島で古くから愛されてきたブドウ品種、ネロ・ダヴォラの奥深い魅力が凝縮された一本といえる。
青く輝く地中海に浮かび、太陽や海の恵みに満ちたイタリア・シチリア島。ここに近年世界中から注目を集めているワイナリー、プラネタがある。シチリア島はイタリア全土の面積の約12分の1を占めるという広大な島で、島内でもエリアによって気候や土壌が大きく異なる。その風土を最大限に生かし、五つの異なるエリアでそれぞれに個性あふれるワインを生み出しているのだ。
 そもそもプラネタ家は17世代にわたってブドウ栽培にたずさわってきた農家だった。現在のプラネタは17代目の娘とそのいとこが1985年に設立した新たなブランド。各エリアのテロワールに最も合うブドウ品種を研究し、上質で多彩なワイン造りを成功させている。同時にブランディングにも注力し、レストランやリゾートホテルも展開するなど多方面からのプロデュースにより、トップブランドの地位を築き上げた。
 そんなプラネタの核ともいえるワインがサンタ・チェチリアだ。シチリア島の土着品種である黒ぶどう、ネロ・ダヴォラのみを使ったワインで、島の最南エリアであるノートで造られている。また、ネロ・ダヴォラは古くから愛されてきたシチリア島を代表する品種。プラネタはその素晴らしさを発信するため、ネロ・ダヴォラの歴史や特徴を紹介するワールドツアーも開催している。芳醇(ほうじゅん)な香りで果実味にあふれ、優しさと力強さを兼ね備えたような濃厚な赤ワインはぜひ一度味わっていただきたいものだ。
プラネタを代表する赤ワイン、サンタ・チェチリア。この名前はプラネタ家の正式名称である、サンタ・チェチリアに由来している。シチリア島の土着品種であるネロ・ダヴォラ100%のワインで、同品種の原産地であるノートエリアで造られている。ノートエリアのワイナリーは、美しい自然景観を損なわないよう丘に溶け込んで見えないように設計されているという。

●日欧商事 0120-200105
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