


(左)メインフロアに抜ける通路。両側に鏡の扉のクローゼットが並ぶ。一歩進むごとに、キラキラとした華やかな世界に足を踏み入れる瞬間、胸が高鳴る。(上)シルクハットにカールした髭……有名なこのマークは、エスカイヤに集う真の紳士の紋章だ。(下)広大なメインフロアの他に、個室、区切られたスペースがそろう。目的に合わせて利用したい。
会員にとって大きな魅力は、エスカイヤクラブが擁する全国14店舗のどこででもクラブライフを満喫できることにある。東京なら、ここ銀座を始め日比谷、赤坂、池袋、新宿にあるし、横浜、名古屋、大阪、新潟、博多と、全国主要都市にチェーン網が広がっている。どこも主要ターミナルに近く、利便性が高い。ただし画一的店づくりはしないのがエスカイヤ流。店によってメインラウンジのデザインが異なる。町の夜景を借景にしたモダンな雰囲気だったり、和食を供する座敷があったり、シェフが目の前で料理をする鉄板焼きスタイルだったり、多彩な表情を持つ店が用意されている。同じエスカイヤとしての上質な雰囲気を保ちつつ、店ごとに個性的な仕掛けが施されているのだ。何より特徴的なのは、どの店でもカード一枚でマイボトルが同じ残量でサーブされること。例えば銀座店でキープして飲んだボトルが、大阪でも博多でも、そのままの状態で出てくる。これは「オンラインキープボトルシステム」と呼ばれ、エスカイヤが独自に開発したもの。初めて訪れた地でも“行きつけ"感覚でくつろげる。