
オーナーの青木建樹氏は、複数の事業に携わる事業家。「ワールドダイニング」は氏が初めて手がける飲食店。世界で経験を重ねた石河氏(左)の協力を得て、出店を実現した。国内外の一流ホテルで経験を重ね、高級大型クルーズ船「飛鳥」の総料理長も務めた石河篤則氏。訪れた国は90カ国以上。フランス農事功労賞協会会員など、フランス料理の高度な技術も持つ。

料理がいざなう世界旅行
Photo Satoru Seki Text Izumi Shibata
今年の8月、六本木にオープンした「ワールドダイニング」。若き事業家である青木建樹氏と、経験豊かなシェフ石河篤則氏がタッグを組んで手がけるレストランだ。高級大型クルーズ船の総料理長を務めていた石河氏の監修による、世界各国のさまざまな料理から要素を取り入れたメニューが魅力。食事の時間を、世界クルーズの気分で満たす。
六本木交差点からほど近いビルの8階に、8月にオープンした「ワールドダイニング」。街の喧騒(けんそう)を忘れさせる、落ち着いた雰囲気でゲストを迎える。同店がテーマに掲げているのは「世界をめぐる船旅」だ。メニューの監修を務める石河篤則氏は、高級大型クルーズ船「飛鳥」の総料理長を務めた人物。海の上で11年以上にわたりVIPを相手に腕を振るってきた確かな技術を誇る。加えて地球8周、90カ国以上を訪ねながらさまざまな本場の味に出合い、自身の料理に取り入れてきた経験を持つ。そんな実力と強みを、石河氏は同店でいかんなく発揮する。