
レミーマルタンでは、コニャック地方の葡萄畑の上位二つの地区「グランド・シャンパーニュ」と「プティット・シャンパーニュ」の葡萄のみを用いる。
卓越した土壌、自然の恵み、引き継がれてきた技術・・一つでも欠けたら今のコニャックは存在しない
コニャックは、ワインを蒸留して造るオー・ド・ヴィーをオーク樽(たる)で長い期間熟成させて出来上がる。もととなるワインの原料は、コニャックの街を中心とするエリアで栽培された葡萄であることが決まり。そのエリアは六つに区分けされ、最高位が「グランド・シャンパーニュ」、2位が「プティット・シャンパーニュ」。この2エリアの葡萄のみを用い、かつ50%以上が「グランド・シャンパーニュ」産で造られたコニャックが、フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックを名乗ることが許される。なお、この2エリアはコニャック地方の中でも、葡萄栽培に適した良質な石灰質土壌が際立つ土地。「比類なき葡萄を生む特別な土壌に、私たちはよって立つ」とデュブルイユ氏は話す。卓越した土壌と葡萄という自然の恵みに加え、連綿と引き継がれてきた技術が加わり、レミーマルタンのコニャックは造られる。