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発酵食発祥の地・和歌山 酒
Photo Satoru Seki
連載 食材紀行



(左)1851(嘉永4)年創業の田端酒造での切り返し作業。冬の風物詩の一つ。(上)名手酒造店の代表商品「黒牛」。旨みを引き出したキレのある純米酒。田端酒造の「羅生門 龍寿」はモンドセレクション26年連続最高金賞を受賞。(下)1866(慶応2)年創業の名手酒造店では、黒江の水にこだわり酒造りをしている。
おいしい水と発酵とくれば、日本酒だ。県北部を中心に各地の蔵で日本酒が醸造されている。江戸時代に創業した古い酒蔵も多い。その一つ、海南市黒江にある名手酒造店は、1866(慶応2)年創業の老舗だ。万葉集に詠まれた「黒牛潟」の大岩にちなんで名づけられた純米酒「黒牛」が有名。和歌山市の田端酒造も1851(嘉永4)年創業の老舗。その顔である「羅生門」は、モンドセレクション26年連続最高金賞受賞という記録を持ち、世界にその名が知られている。
古から粘り強く自然と対峙し、発酵力を活用している和歌山には確かな発酵食の文化がある。
古から粘り強く自然と対峙し、発酵力を活用している和歌山には確かな発酵食の文化がある。
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