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初代(設立) ヨーゼフ 1843年~1866年 → 2代(発掘) ポール1世 1866年~1910年 → 3代(堅持)ヨーゼフ2世 1888年~1958年
「年ごとの天候に左右されることなく、毎年、最高のシャンパーニュを世に送り出すこと」。これが、クリュッグの創業者、ヨーゼフ・クリュッグが思い描いた夢である。彼以前のシャンパーニュは、その年の天候によるブドウの質の違いによって出来に良し悪(あ)しがあるのが当たり前だったことを考えれば、それはまさに、革新的なアイデアだった。一人の男の、この一つの夢から生まれた奇跡―それが、クリュッグ グランド・キュヴェなのだ。
 ヨーゼフが不断の探究を経て実現し、現在に継承されるその手法は、一言で言えば14以上の収穫年の異なる約150種類のワインを毎年ブレンドする、というものだ。そして、セラーの中で熟成させて6年間、澱引き後にさらに1年間休ませて、ようやく市場に出る。アッサンブラージュする前のリザーブワインに要する時間も含めれば、優に20年の時をかけて生み出されたクリュッグ グランド・キュヴェの一滴は、まさにヨーゼフが目指した、力強さや複雑さ、豊かさ、そしてすがすがしさのすべてのバランスが取れた、比類なき孤高のシャパーニュである。だが、そこにレシピが存在しているわけではない。毎年、区画ごとのワインの個性を生かしながら、培われた経験と知識、創業者、ヨーゼフから受け継がれた情熱によって、ゼロから新たに創造―リクリエーションされているのである。
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