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(左)宝泉院の五葉の松を背景に、大江能楽堂の能楽師が本格的に能を舞った。この上ない特別な時間を過ごした。(上)京料理 木乃婦の主人、髙橋拓児さんがこの日のために用意した懐石料理。御椀 帆立真丈 干しこのこ。
京都で能と和食を楽しむ
Photo Yu Nakaniwa
Text Nile’s NILE
早春の大原三千院門跡の夕べ
今や、世界中から観光客がやってくる京都。その京都市内にありながら、日本の古き良きのどかな里山が広がる大原には、三千院や宝泉院といった歴史的な史跡も数多く残る。いつもの京都とは少し違う旅をしに早春の大原を訪ねた。
 京都駅からクルマで約1時間――京都の北東部に位置する大原は、かつては世を捨てた隠者たちが住んだという隠れ里。山あいの自然豊かな場所である。ここには古き良き日本の風光明媚(めいび)な景色が広がる。春の桜、初夏の紫陽花(あじさい)、秋の紅葉と四季折々の植物で季節を感じることができる。そして、こののどかな里山を呂(ろ)川と律(りつ)川が流れる中、三千院、宝泉院といった京都らしく洗練された仏閣などが点在する。こうした大原の魅力を外国人にも知ってもらおうと「能と和食を楽しむ~早春の大原三千院門跡の夕べ~」が3月に3回限定で開催された。
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