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編集部厳選 新潟の逸品
 海があり、山があり、そして清流がある新潟県。県内各地を旅して、新潟の食材がおいしい“秘密"は、「いい水」と「厳しい寒さ」にあると感じた。村上では、秋あき鮭ざけに粗塩を擦り込み、寒風に1 ~ 2週間さらして塩引鮭を作る。日本海で水分を含み、雪を降らせる多湿な風は、急激な乾燥を抑え、ゆっくり干すことで独特の旨みと風味が生まれる。いわばこの土地にしかない自然の調味料が加わるわけだ。
 魚沼産のコシヒカリがおいしい米の代名詞になって以来、米に注目が集まる中越地方では、旨い米を生み出す清流と厳しい寒さを乗り越えることで、脂に旨みがあり、肉質がいい豚や牛が育っている。畜産業においても寒さは敵ではなく、“締まった良質"を生み出す。
 現在、新潟県では、こうした県内の特産品をインターネットで、原則3割引きで販売する「新潟県ふるさと名物商品事業」を展開中だ。このお得な機会にぜひどうぞ。
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