
オールドパーはこれまで、伝統の継承者たちと叡智を分かち合い、現代の担い手たちと新たな伝統をつくり上げてきた。中里花子さんに専用の酒器の制作を依頼したのもその一環だ。
●monohanako 佐賀県唐津市見借4838-20 TEL0955-58-9467 www.monohanako.com
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今回、オールドパーの水割りを飲むための陶器を制作したのは、唐津焼の名家、中里家の次女の中里花子さん。16歳で単身渡米、今は半年ずつ米国メーン州と唐津で過ごしながら唐津焼の枠にとらわれない独自の作品を生み出す。「先にデザインを描いて創作するタイプではない」という花子さんの作品は、唐津焼の伝統に、おおらかさと自由さ、そしてグローバルな感覚とモダンな洗練さを備え、持つ人の心に訴えかける優しい手触りが特徴だ。このコラボレーションで制作された、水割りを作って入れておくための斜めの「片口」も、以前に器を制作途中で落としたという偶然から生まれたものである。背後に伝統を感じさせつつ、現代的な感性とユーモアにあふれた、飽きのこない、まさにウイットのある酒器となった。
「特に唐津焼は日本の生活に根付いている、使ってこその陶器です。だからこの酒器は、持った時の質感、口当たり、陶器らしいほっこり感にこだわりました。また、オールドパーのボトルは、ガラスが発明される前は陶製だったという話も興味深かったです。偶然にも斜めに立つオールドパーの姿をほうふつとさせるデザインに仕上がってうれしいです」
「特に唐津焼は日本の生活に根付いている、使ってこその陶器です。だからこの酒器は、持った時の質感、口当たり、陶器らしいほっこり感にこだわりました。また、オールドパーのボトルは、ガラスが発明される前は陶製だったという話も興味深かったです。偶然にも斜めに立つオールドパーの姿をほうふつとさせるデザインに仕上がってうれしいです」