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300年以上の歴史を持つ栃尾の油揚げ
江戸時代の中期、この地では今と変わらず「栃尾の油揚げ」が食べられていたという。城下町・栃尾では、馬の売買が盛んで、その成立を祝うための酒の席でいいつまみはないかと考え出されたのが、油揚げだったと伝わる。
 以来、栃尾のソウルフードともいえる油揚げを“全国区にしよう"と創業したのが豆撰だ。現在では岩船産の大豆を使い、生搾り(水につけた大豆をそのまま搾る)製法で作った生地を、菜種油で揚げる。低温で17 ~ 18分、高温で7~8分と2段階で揚げるため、外はカリッ、中はふんわり。大豆の香りと甘みと香りが口中に広がる。「油揚げ作りのキモは、やはり豆乳にあります。温度や湿度によって搾り方を微調整するので、ここは私が毎日やっています」と豆撰の大橋正樹社長。
 豆撰の店頭では、揚げたての油揚げ(300円)を食べることができる。できたて、あつあつの油揚げは、現地でしか味わえない。栃尾に足を運んで“食べる価値あり"の逸品である。
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