
ズワイガニの蒸し寿司
日本の生食文化は醤油と共にあった。温かいご飯に刺し身は、昭和の活力となったことは疑いようもないが、例のチューブわさびが暗雲を持ち込んだ。チューブわさびに含まれている塩分のせいで、醤油が塩辛いと誤認され、また世の健康志向、高齢化にも後押しされ、醤油は減塩を強いられ、消費者は醤油とチューブわさびを使わずに、刺し身を食べる習慣を身につけた。ましてやワインと共にならなおさら、なのだ。
そんなわけで昨今深夜にペルー料理を食べさせる店へ出掛けてみた。なるほどセビーチェもティラディートも悪くない。ただ、無論日本酒には合わないしワインも難しい、辛いものが苦手な人にも不向きであろう。それは文化だから当たり前。そう、食は文化だから。
寿司屋の職人が坊主頭なのを見て従業員への虐待だと書き込みをしたブロガーがいたらしい。でも私が知る限り、職人たちは嬉々として坊主頭にしていることが多い。なぜか?それは彼らが寿司屋の文化を守ろうと、意気に感じているからだ。坊主頭にすることで邪念を断ち、修業に没頭する姿は頼もしく、なによりかっこいいではないか。
今月の食材
鰆 岡山県産
メカジキ 神奈川県小田原産
ズワイガニ 島根県産
●元麻布 かんだ 東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布1F TEL03-5786-0150
そんなわけで昨今深夜にペルー料理を食べさせる店へ出掛けてみた。なるほどセビーチェもティラディートも悪くない。ただ、無論日本酒には合わないしワインも難しい、辛いものが苦手な人にも不向きであろう。それは文化だから当たり前。そう、食は文化だから。
寿司屋の職人が坊主頭なのを見て従業員への虐待だと書き込みをしたブロガーがいたらしい。でも私が知る限り、職人たちは嬉々として坊主頭にしていることが多い。なぜか?それは彼らが寿司屋の文化を守ろうと、意気に感じているからだ。坊主頭にすることで邪念を断ち、修業に没頭する姿は頼もしく、なによりかっこいいではないか。
今月の食材
鰆 岡山県産
メカジキ 神奈川県小田原産
ズワイガニ 島根県産
●元麻布 かんだ 東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布1F TEL03-5786-0150