これからの純米、生もと、山廃
ここのところの「山田錦を磨き上げて大吟醸で仕込む」という醸造法をリードしてきたのは、やはり「獺祭」ですね。「獺祭 磨き二割三分 遠心分離」のように、23%まで磨くことはここでしかできない。遠心分離機で圧力をかけたものと、かけていないものをブレンドしているから、膨らみがあってなめらかな味わいに。山田錦という酒米が持つ、旨みとクリーンなニュアンス、柔らかくてのど越しがいいフィネスがあるという特徴を完璧に表現しています。
ただ、「吟醸」は米を磨いているから味が繊細になるので、家庭料理と合わせるよりは、やはりお正月など晴れの日に飲んだり、“特別なもの"になってしまいます。家で飲むなら「生もと」や「純米」がいい。純米のほうが、日本酒らしい味わいがしっかり出るので、これからは純米が増えていくと思うんです。
ただ、「吟醸」は米を磨いているから味が繊細になるので、家庭料理と合わせるよりは、やはりお正月など晴れの日に飲んだり、“特別なもの"になってしまいます。家で飲むなら「生もと」や「純米」がいい。純米のほうが、日本酒らしい味わいがしっかり出るので、これからは純米が増えていくと思うんです。
