
同イベントに先立って、ドン ペリニヨンとエル・ブリ ファウンデーションによる、3年にわたるプロジェクト「ドン ペリニヨン・デコーディング(解読)」が発表された。スペイン・バルセロナにあるエル・ブリ ラボ内にドン ペリニヨン ラボが設置され、さまざまな実験を通してドン ペリニヨンが徹底的に解読される。そもそも、ドン ペリニヨンの本質は、アサンブラージュ(ブレンド)にある。毎年、本当に最高のブドウだけを一切の妥協なく選び抜き、完璧な調和と継ぎ目のない舌触りを創り上げる。そしてそれはこれまで、醸造最高責任者リシャール・ジェフロワ氏の頭脳と感覚を中心に追求されてきたものだった。そのジェフロワ氏いわく、「ドン ペリニヨンは生きている」。年々によって、また熟成の年数によって驚くほどの変化を見せるドン ペリニヨンのヴィンテージを、エル・ブリ ファウンデーションの英知「サピエンスの手法」に基づき、解読し、分類する。こうすることで、ドン ペリニヨンの特異性とは何なのか、体験とは何かを改めて解明するのがこの試みだ。