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今年も、鮎です
Photo Masahiro Goda Satoru Seki
Text Junko Chiba
鮎躍る初夏――。香ばしく、ほろ苦く、ほんのり甘いあの旨さを今年も味わえると思うと、それだけで生つばがわいてくるようだ。
年に一度、この時期だけの大きな喜びである。岐阜の長良川や吉田川、高知・四万十川、茨城・那珂川、滋賀・琵琶湖……
清流を下る鮎の稚魚たちは、今まさに「おいしさを蓄える旅」の途上にある。
3人のミシュランの料理人たちは、そのおいしさが頂点に達する瞬間を切り取って料理する。


銀座小十の奥田透さんは、日本料理の神髄である鮎の塩焼きのおいしさを「苦さと香ばしさの中に、胆嚢(たんのう)が生きているからこその甘みがある。だから、その旨さにはまる」と話す。

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