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(上)大小の島々が浮かぶ風光明媚な瀬戸内海の景色を眺めながらフェリーで小豆島に向かう時間は、これから始まる旅への期待を盛り上げてくれる。(下右)高さ約50~60mとも言われる小豆島大観音はエレベーターで最上階の佛歯の間まで上がり、展望窓から瀬戸内海の美しい眺望を望むことができる。(下左)宝生院の境内に植えられたシンパクの大樹の雄大な姿からは、長い年月の流れを感じられる。
人口2万8000人ほどの島の中心は島の西端にある土庄港で、フェリーの運航数も多い。ホテルまではシャトルバスが運行しており、30分ほどの道のり。夏場は島の西南にある、遠浅の鹿島ビーチにも送迎バスが運行している。
 港の近くの古い町並みは「迷路の町」と称されるほど、細く入り組んでいる。昔、海賊などの襲撃に備えたものらしい。町中には、ギネスブックで世界一狭いと認証されている土渕海峡がある。
 港まわりには神社仏閣が多いが、島には町中はもちろん、山や海辺などに小豆島八十八カ所と呼ばれる霊場がある。パワースポットの島とも言われるゆえんだ。
 港から夕陽が丘に向かう道にも小豆島大観音と並んで、いくつもの寺院や神社が点在する。中でも宝生院は、応神天皇がお手植えしたとされるシンパクの大樹が見事だ。樹齢1600年、国指定の特別天然記念物だ。
太古の時を刻むようにうねる太い枝が天を支えるように四方に広がる。その下に立つと、精霊の手の中で守られているのかのような安らぎを覚えた。

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