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(上)海陽生が暮らすハウス。個室、自習室、ラウンジと充実の設備。賛同企業が派遣する若手社員が同居。フロアマスターとして活動する。
(左下)中央棟エントランスに掲げられた「全人教育」のプレート。トヨタ自動車、JR東海、中部電力など賛同企業が創立の思いを込めた言葉だ。
(右下)海陽生約600人が朝・昼・晩の食事をする大食堂。夕食は定食、丼もの、麵類の3種類からチョイスできるそうだ。
折しも1~2月、6週間の留学を終えて、穴田悠人・安藤憲佑両名が帰ってきた。留学の成果は……?「英語はまだまだだと実感しましたが、授業は楽しかった。特にディベートで、テーマに向かってチームで一つのものをつくり上げていく、その時の一体感に興奮しました。あと中世史の授業で、例えば『曖昧(あいまい)な言葉をどう置き換えたら、議論がしやすいだろう』と、最初に先生の出すテーマを分析するところから始めるのが印象的でした」(穴田君)
「僕のハウスには香港、韓国、インドロシアなど海外留学生が多かったんですが、国籍による偏見はなく、個人対個人の関係を持てました。それがすごく良かったですね。授業は、例えばシェイクスピアの『アントニーとクレオパトラ』を読んで、皆で自分の解釈や意見をぶつけ合うなど、互いに学び合う形式。効率のいいやり方だと感じました」(安藤君)
 また二人が痛感したのは、「美術や宗教を勉強し、教養を高めていく」ことの重要性。「今後は学校の勉強に加えて、その方面も一歩踏み込んで学んでいきたい」と声をそろえる。 
大学受験を来年に控え、理系に強い穴田君は東京大学、外交の仕事を志す安藤君は海外の大学に進学したい考え。この留学経験は必ず、二人の将来にいい作用をもたらすだろう。 英語力と国際性、豊かな教養、健全な身体と強靱(きょうじん)な精神……海陽学園の全人教育の今後に期待したい。

●海陽学園 海陽中等教育学校
愛知県蒲郡市海陽町3-12-1
TEL0533-58-2406 
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