

(左)「ザ クラシック」の屋上展望台からの英虞湾の眺め。教科書で習ったリアス海岸が穏やかに眼下に広がる。(右)「ザ ベイスイート」の屋上庭園。
「ザ ベイスイート」は、全室100平方メートル以上のスイートルーム。窓からは伊勢志摩国立公園内ならではの豊かな自然が一望できる。屋上庭園では、サミットの際、各国の首脳陣が記念撮影をした。1969年に建てられた「ザ クラシック」は、2016年に大幅リニューアルをはかった。リニューアルを機に誕生した「ザ クラシック」の「ゲストラウンジ」は、宿泊のゲスト全員に開かれた寛ぎのスペースだ。伊勢志摩に関係する書籍や写真集、シマカンゆかりの山崎豊子の小説など、幅允孝が代表を務めるバッハがセレクトした本を眺めるのも一興。デンマーク・ダリ社の高音質スピーカーが置かれたリスニングルームではクラッシックが楽しめ、お茶やビール、ワイン、お菓子をいただきながら、思い思いの時間を過ごすことができる。英虞湾の入り江に沈んでいく夕陽。英虞湾をのぞみ、西向きに位置するこの場所は格好の特等席だ。穏やかな海に浮かぶ養殖真珠の筏(いかだ)を眺める時間は、異次元に迷い込んだかのような不思議な感覚に包まれる。
施設内には歴代の支配人が蒐集した、小磯良平や藤田嗣治、ベルナール・ビュッフェなどの名画がさりげなく飾られている。また、「ザ ベイスイート」にはフロント後ろの壁の真珠モチーフの照明、エレベータの中の手すり、絨毯の模様や真珠のカーテンなど、至るところに英虞湾の名産である真珠をあしらった設えやインテリアがある。なかでもエントランスにある真珠のシャンデリアは圧巻だ。
施設内には歴代の支配人が蒐集した、小磯良平や藤田嗣治、ベルナール・ビュッフェなどの名画がさりげなく飾られている。また、「ザ ベイスイート」にはフロント後ろの壁の真珠モチーフの照明、エレベータの中の手すり、絨毯の模様や真珠のカーテンなど、至るところに英虞湾の名産である真珠をあしらった設えやインテリアがある。なかでもエントランスにある真珠のシャンデリアは圧巻だ。

「ザ ベイスイート」のエントランスでは、約9000個もの真珠をあしらったシャンデリアがゲストを出迎える。