PAGE...1|2|3|4
(左)ユネスコ世界遺産の大浦天主堂。(右上)南山手のランドスケープになじむANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルの外観。(右下)落ち着いた雰囲気のロビー。

>>>ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
平日のウィークデーランチブッフェもしくは
土日開催のウィークエンドランチ&スイーツブッフェに1組2名様をご招待
応募締め切り:6月25日(火)まで
プレゼントの応募はこちらから会員ログイン
 貿易商の館、船長の家、船員寮、官舎、学校、日本初の西洋料理店など、緑豊かなグラバー園に復元された建物を一つひとつ訪ねるのも興味深い。グラバーのすぐ脇には、長崎で処刑された殉教者に捧げられた大浦天主堂がそびえる。原爆で大破したものを戦後に修復した19世紀の木造建築で、ユネスコ世界遺産となっている。少し首を傾げて祈る憂に富んだ白いマリア像が、遠く港に視線を落としている。
マリア像に見守られるように、グラバー通りの坂を下ると、港に近づくにつれ両側には店が軒を連ねる。土産物やカフェ、名物のカステラや豚角煮を挟さんだ饅頭などのつまみ食いも楽しい。
 この坂の下にあるホテルが、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルだ。インターコンチネンタルホテル系で、中層のレンガ色の建が南山手のランドスケープになじんでいる。客室数は216室、ロビーも落ち着いた雰囲気だ。
 館内にはレストランやカフェ、バーなどが4軒。2階のダイニングのラ・ベルヴューは、その名の通り展望と本格派フレンチが自慢だ。レストランのパヴェは、ブッフェが家族連れなどに人気を博している。ホテルのレストラン「潤慶」は和食と中華料理の店だ。長崎が発祥とされる具沢山の麺、ちゃんぽんはもちろん、南蛮風の和食もある。リッチな衣が特徴的な天麩羅は、南欧諸国で食べるフライととてもよく似ている。
 グラバー園の木々にすむ野鳥のさえずりに起こされ、ホテルのレストランで早めの朝食をとる。大きな窓からは、遠くの水平線を背景に坂道を往来する、地元の人々の姿を眺められた。「今日は早かね〜」と声を掛け合う、長崎ののんびりとした朝の風景に心が和んだ。
PAGE...1|2|3|4
LINK
CULTURE
光の王国・ハウステンボス
>>2019.1.25 update
TRAVEL
ノスタルジアへの招待状を手に「雲仙観光ホテル」
>>2010.6.9 update
GOURMET
食語の心 第 13 回
>>2014.4.23 update
CULTURE
巨匠エンツォ・マーリが出会った日本
>>2009.1.9 update
GOURMET
最西端の島、福江 福江のうまいもん
>>2017.3.14 update

記事カテゴリー