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19 世紀後半に建設された「バンガロール宮殿」は、イギリスの提督の邸宅として、またインドの王族の執務宮殿としても使用されていた。インドの建築様式とイギリスのチューダー様式が混在した建築スタイルは世界的にも珍しい。
魅惑のインド、いま注目の都市へ、いざ
Text Aya Hasegawa
世界中が注目。インドのシリコンバレー「バンガロール」
インドの都市といって、多くの人が思い浮かべるのは、ニューデリーやムンバイではないだろうか。しかし、日本の約8.7倍の面積を持つインドには、まだ私たちの知らない、魅力的な街がたくさんある。今回は、大きな経済成長を続けているインドの中でも、ビジネスマンが今、注目すべき2つの都市について紹介したい。
 「バンガロール(ベンガルール)」は、デリーから飛行機で3時間弱。インド南部のカルナータカ州の州都で、ムンバイ、デリーに次ぐ人口を擁する。近年、「IT都市」として発展。Googleやマイクロソフトなど、情報通信、バイオテクノロジー、自動車をはじめ、世界各国の多くの企業がこの地を重要な拠点に位置付けており、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれている。日系の企業では、ホンダの二輪工場や、トヨタをはじめとする自動車、自動車部品メーカーが拠点を置くほか、ヨネックス、デンソー、ソニー、東芝なども進出。現在、日本から直行便は飛んでいないが、日本航空は2020年度夏期ダイヤまでに、成田=ベンガルール(バンガロール)線を新規開設することを発表している。
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