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パフォスの北には、国の自然保護区になっているアカマス半島があり、アフロディテの泉に続く遊歩道がめぐらされ、ジープ・サファリなども楽しめる。その半島に続く、サンゴ礁の入江に「コーラル・ビーチ・ホテル」(422室)がある。
 キプロスの海はヨーロッパ環境エージェンシー(EEA)が、地中海の中でも最も水質がいいと評価した、世界に誇る美しい海。その中でもサンゴ礁の宝庫として知られるコーラル・ビーチにそって、400mの海岸線を有する大型リゾート・ホテルだ。
 このビーチに続くテラスや、海を一望にするベランダ付きの客室はどれもゆったりとした南欧らしいデザインである。レストランも、地元の伝統キプロス料理をはじめ、イタリアン、フレンチ、シーフード専門などの6店。どれもアウトドアにもテーブルを設けている。
 各種ウォーター・スポーツはもちろん、隣接する半島でのアウトドア・アクティビティなど多様なレジャーが用意されている。終日子供から大人まで幅広い層に向けたプログラムが組まれており、大半のものは無料で自由に参加できる。アトリエ風のアート・センターでは、ギリシャ正教のイコンの描き方のクラスが外国人旅行者に人気だ。
 浜には小さな漁村もあり、漁師がその日の海の幸を売りに来ることも。小魚をつまみにのど越しのいい地元白ワインを味わいながら、アフロディテのサンゴ礁の海が薔薇色から紅に染まるのを見届ける。いつのまにか、天空には神々の星座が広がっていた。

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