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首都オタワと古都キングストンを結ぶ、全長約202㎞のリドー運河。北の始点であるオタワの8段あるロックから運河は始まる。船はここのロックで25mの高低差を乗り越えることになる。
リドー運河といえば、特徴的なのがロックと呼ばれる水門のシステムだ。キングストンから50m上昇し、オタワに向けて83m下降する、丘陵地を越えて造られたリドー運河では、合計49カ所の水門によって細かく水位が調節されている。ボートが運航できる夏、それぞれのロックステーションには専任のロックマスターが常駐し、ボートが来るたびに大きな歯車のついた手動式閘門(こうもん)を操作して、水門を開け閉めする作業を繰り返す。リドー運河の魅力は、現代でも稼働しているというだけでなく、こうした昔ながらの手法をその光景とともに残していることにある。ただ新しいものを作るのではなく、古いものを残し、活用することで別の価値を生み出すエコ精神は、人と自然に優しいカナダのお国柄といえるだろう。
リドー運河では、今もロック(水門)を昔ながらの手動式で開けている。またロックにはロックマスターの他、運河を管理するパークスカナダ(国立公園管理局)のスタッフが常駐する。
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