
水と緑と建築の街
Photo Satoru Seki Text Rie Nakajima
カナダを代表する建築が
多く立ち並ぶ首都、オタワ
多く立ち並ぶ首都、オタワ
一国の首都となったオタワは、対岸のケベック州ガティノーとともに首都圏として計画的に整備されてきた。現在では、製材、製紙、出版業を始め、エレクトロニクス、宇宙科学などの産業が盛ん。国会議事堂の中央に立つ、第1次世界大戦の戦没者を慰霊するピースタワーを象徴とした平和の街だ。第2次世界大戦中にはオランダ王家が避難したこともあり、お礼として毎年春には、同王家から贈られたチューリップが街を彩るチューリップ祭が行われる。

有機的なドーム型のフォルムが印象的なオタワ・コンベンションセンター。現代的な建築でその存在感を示す。「カナダ航空宇宙サミット」など世界的なイベントの舞台にもなっている。