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金融コラム 田嶋智太郎 経済アナリスト
あらためて日経平均株価の
妥当水準を考える…
 世界の株式・為替市場が極めて不安定な動きを続けている。中国経済への不安が引き金を引いた世界的な株安の連鎖により日経平均株価も大幅下落の憂き目に遭っており、8月上旬には2万1000円台乗せの可能性さえ取り沙汰されていたその水準は、執筆時までに幾度か1万8000円割れの水準を試すに至っている。 あろうことか、9月8日には日経平均株価が一時的にも1万7415円まで値を下げる場面があり、文字通り、底知れない不安を多くの投資家が胸中に抱くこととなった。果たして、株価は一体どのあたりで底を打つこととなるのだろうか。
 一つ参考としたいのは、2013年5月下旬に巻き起こった「バーナンキ・ショック」に伴う株価急落とその後の経過である。当時の日経平均株価は5月高値=1万5942円から翌6月安値=1万2415円まで3527円も大幅に値下がりした。これが、いわゆる「一番底」であると考えられる。この下落時と同じ値幅を今年6月高値=2万0952円から差し引くと1万7425円という水準が弾き出される。その意味で、前記の9月8日安値は「一番底」となった可能性もあるものと見られる。
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