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オープンカフェでそれぞれにゆったりとくつろぐオタワ市民。冬には連日氷点下が続く分、気候のいい春から夏には屋外の空気を存分に楽しむ人も多い。こうした気質もヨーロッパ的。
夏には衛兵交代式が行われる石造りの国会議事堂を始め、オタワ川に面し、政府主要機関の建物が集まる「パーラメント・ヒル」を中心として整然と広がる街は、全体が庭園のようで、世界で最も美しい首都の一つと評される。世界遺産、リドー運河の起点の街としても有名だ。
 リベラルでフランクな空気が流れるカナダの中で、比較的緊張感のあるパリッとした雰囲気は首都ならではだが、オタワ川を挟んだ向こうは、フランス語圏のケベック州である。カナダでは、多くの街でアルコール類は決められた店でしか販売されていないが、ケベック州ではコンビニエンスストアでもどこでもワインやビールを購入することができるなど、同じ国でありながら言葉だけでなく法律にも文化にも違いがある。このケベック州と隣接したオタワに首都が置かれていることこそが、カナダの歴史を象徴しているといえるだろう。
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