



1 バーナフォンが本社を置くのは、世界的に名を知られたラグジュアリーブランドを数多く生み出してきたスイス。
2 耳の穴に挿入する部分は一人ひとり異なる形状に合わせたオーダーメードも可能。日本本社内の工場において、技術者が手作業で製作している。
3 ごく小さな機器の内部に電子チップと細かな配線が施されている。配線の調整などは肉眼では難しいためマイクロスコープをのぞきながら行う。
4 チャネルフリーを搭載した最新のハイエンドモデル「ジュナ」シリーズ。残響音を抑制する機能やエアプレーン用のプログラムを新たに搭載している。
2 耳の穴に挿入する部分は一人ひとり異なる形状に合わせたオーダーメードも可能。日本本社内の工場において、技術者が手作業で製作している。
3 ごく小さな機器の内部に電子チップと細かな配線が施されている。配線の調整などは肉眼では難しいためマイクロスコープをのぞきながら行う。
4 チャネルフリーを搭載した最新のハイエンドモデル「ジュナ」シリーズ。残響音を抑制する機能やエアプレーン用のプログラムを新たに搭載している。
現在、世界中のほとんどの補聴器メーカーが採用するのは、音を高低でいくつかのバンドに区切って調整し、聞こえにくくなった音に対応する手法。細かく音を区切るほど、より細かな調整が可能となり、性能が向上する一方で販売価格が上がる。しかし、一度細かく区切った音を個別に調整して再度つなぐことは、小さな補聴器には大変な作業なのだ。
これに対してバーナフォンは、2002年に世界最先端の音を区切らないユニークな調整技術を開発・発表した。この技術は「チャネルフリー」と呼ばれ、バーナフォンが国際特許を取得。チャネルフリーにより、時間の流れの中で刻々と変化する音を即時に調整し自然な音を再現できるようになった。「この技術を搭載した補聴器は、今でこそ最先端の少数派ですが、いずれ時代に適した本当に良いものとして主流になると思います」と吉田氏は話す。
チャネルフリーを採用すると音の切断と接続の作業がなくなるため、補聴器の心臓である電子チップに余裕が生まれ、さまざまな機能を搭載することができる。従来の補聴器ではハウリング音がピーピーと響くことも多いが、余裕のある電子チップによりハウリング音が鳴る前に打ち消すことが可能になった。煩わしい雑音がなくなるため、補聴器の上からヘッドホンをして音楽も楽しめる。
さらに、2015年春に発売された最新機種「ジュナ」シリーズでは、飛行機内での使用を想定した「エアプレーンプログラム」も搭載。機内の騒音を低減し、会話やアナウンスを聞き取りやすくする。このような多彩な機能を搭載したハイエンドモデルの他、優れた基本性能でベーシックなニーズを満たすものなど種類も豊富。医療機器という枠を超えて、人生を豊かで快適にするためのサポート機器という発想で、ぜひ検討してみてはいかがだろう。
これに対してバーナフォンは、2002年に世界最先端の音を区切らないユニークな調整技術を開発・発表した。この技術は「チャネルフリー」と呼ばれ、バーナフォンが国際特許を取得。チャネルフリーにより、時間の流れの中で刻々と変化する音を即時に調整し自然な音を再現できるようになった。「この技術を搭載した補聴器は、今でこそ最先端の少数派ですが、いずれ時代に適した本当に良いものとして主流になると思います」と吉田氏は話す。
チャネルフリーを採用すると音の切断と接続の作業がなくなるため、補聴器の心臓である電子チップに余裕が生まれ、さまざまな機能を搭載することができる。従来の補聴器ではハウリング音がピーピーと響くことも多いが、余裕のある電子チップによりハウリング音が鳴る前に打ち消すことが可能になった。煩わしい雑音がなくなるため、補聴器の上からヘッドホンをして音楽も楽しめる。
さらに、2015年春に発売された最新機種「ジュナ」シリーズでは、飛行機内での使用を想定した「エアプレーンプログラム」も搭載。機内の騒音を低減し、会話やアナウンスを聞き取りやすくする。このような多彩な機能を搭載したハイエンドモデルの他、優れた基本性能でベーシックなニーズを満たすものなど種類も豊富。医療機器という枠を超えて、人生を豊かで快適にするためのサポート機器という発想で、ぜひ検討してみてはいかがだろう。