


ホテルと商店の密集する観光の坩堝、尖沙咀
九龍半島の中心ともいえるのが南端部の尖沙咀で、香港島からのスター・フェリーが発着する埠頭もここ。一帯は、第二次大戦後に中国人が流入する半島側の中でも、インドの豪商が軒を並べる住宅地として発展した。今でもインド商人は多いが屋敷はなくなり、代わって香港でも最もホテルが集中する一角となった。
高級ホテルから安宿が密集し、現在の九龍城塞ともいわれる重慶大厦もここに。世界の観光都市の中でも、一角にこれほど宿泊施設が軒を並べている所はないだろう。交通の便もいいめ、観光客(白人よりもアジア系)には人気のロケーションだ。目貫通りともいえるネーザン通りがここを南北に走り、その派手なネオン・サインが集まる様はしばしば香港の代表的な街並み風景として登場する。
ブランド店が並ぶ表通りはもとより、どこか魔力を秘めた路地のような裏通りも面白い。借りた場所の借りた時間を生き抜いてきた商人達の毒気にあてられたあと、前へ踏み出す自分の足取りが、知らず不敵になっていた。
高級ホテルから安宿が密集し、現在の九龍城塞ともいわれる重慶大厦もここに。世界の観光都市の中でも、一角にこれほど宿泊施設が軒を並べている所はないだろう。交通の便もいいめ、観光客(白人よりもアジア系)には人気のロケーションだ。目貫通りともいえるネーザン通りがここを南北に走り、その派手なネオン・サインが集まる様はしばしば香港の代表的な街並み風景として登場する。
ブランド店が並ぶ表通りはもとより、どこか魔力を秘めた路地のような裏通りも面白い。借りた場所の借りた時間を生き抜いてきた商人達の毒気にあてられたあと、前へ踏み出す自分の足取りが、知らず不敵になっていた。
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