

(大)蔵王 五色湖(小)宮城蔵王 スキースロープ

蔵王の神の山岳パラダイスへ
Text Koko Shinoda
山形県と宮城県にまたがる、4万haにおよぶ蔵王国定公園。四季折々の自然の景観が満喫できる山岳リゾートだ。標高1841mの熊野岳を主峰に、山形蔵王と宮城蔵王の連峰が連なる。前者は五色沼として知られるカルデラ湖があり、現在は火山活動が警戒されている。
一方、後者の宮城県側の蔵王連邦はほとんど火山の影響を受けず、パウダー・スノーのスキー場が賑わいを見せている。今年はことのほか雪質がよく、このところ晴天にも恵まれている。後鳥帽子岳に至る、標高1100mの展望台まで15分ほど、ロープウェーが運行しており、白銀の蔵王連峰と遠く太平洋までが見渡せる。春は眼下のスキースロープが水仙に埋め尽くされ、夏の夜は満点の星空に迎えられ、秋は艶やかな紅葉が広がる。
まさに、山岳パラダイスだ。蔵王はもともと厳しい山修行を行う山獄仏教、蔵王権現に由来しているという。21世紀にここが、四季を通じて人々が楽しめる山岳の楽園になることを、蔵王の神は予想しただろうか。
一方、後者の宮城県側の蔵王連邦はほとんど火山の影響を受けず、パウダー・スノーのスキー場が賑わいを見せている。今年はことのほか雪質がよく、このところ晴天にも恵まれている。後鳥帽子岳に至る、標高1100mの展望台まで15分ほど、ロープウェーが運行しており、白銀の蔵王連峰と遠く太平洋までが見渡せる。春は眼下のスキースロープが水仙に埋め尽くされ、夏の夜は満点の星空に迎えられ、秋は艶やかな紅葉が広がる。
まさに、山岳パラダイスだ。蔵王はもともと厳しい山修行を行う山獄仏教、蔵王権現に由来しているという。21世紀にここが、四季を通じて人々が楽しめる山岳の楽園になることを、蔵王の神は予想しただろうか。