

コロンビア
不滅の黄金郷へ
不滅の黄金郷へ
Many Thanks to Procolombia
Text Koko Shinoda
Text Koko Shinoda
ラテン・アメリカ、マジカル・リアリズムへの誘い
南米大陸北西部を占める、日本の約3倍の大きさのコロンビア。北はカリブ海、西は太平洋、東はアンデス山脈、南はアマゾンの密林…バラエティに富んだ自然に7つのユネスコ世界遺産。コーヒー、エメラルド、薔薇、サルサ、そして、美人の産地としても名高い。
にもかかわらず、麻薬の犯罪組織や内戦などが旅行者を遠ざけてきた。が、21世紀に入り政府が治安対策に力を入れ、麻薬カルテルを解体し、ゲリラと和平交渉を締結。社会が落ち着いたことでここ数年コロンビアは、欧米からの観光ブームに見舞われている。
15世紀ここに侵攻したスペイン人らが探し求めた、伝説の黄金郷の名をとったエル・ドラド国際空港。アンデス山麓の標高2640mの首都ボゴタへの玄関だ。空港の賑わい、町までの交通渋滞に急激に拡大するこの国の若い人口の活気が感じられた。
この国の大きな町はアンデス山麓に位置している。共通言語はスペイン語だが、山岳に阻まれているためそれぞれの地方色が強い。加えて、人口の1割ほどになった先住民系、アフリカからの黒人系、多様な文化が混じりあう。メスティーソとも呼ばれる美男美女もその産物だろう。
彼らが美しいのは、数世紀に渡る悲劇に見舞われながらも笑い続ける力を失わなかったから。激しい喜怒哀楽を秘めたコロンビアンの笑顔こそが、永遠のゴールドだ。
にもかかわらず、麻薬の犯罪組織や内戦などが旅行者を遠ざけてきた。が、21世紀に入り政府が治安対策に力を入れ、麻薬カルテルを解体し、ゲリラと和平交渉を締結。社会が落ち着いたことでここ数年コロンビアは、欧米からの観光ブームに見舞われている。
15世紀ここに侵攻したスペイン人らが探し求めた、伝説の黄金郷の名をとったエル・ドラド国際空港。アンデス山麓の標高2640mの首都ボゴタへの玄関だ。空港の賑わい、町までの交通渋滞に急激に拡大するこの国の若い人口の活気が感じられた。
この国の大きな町はアンデス山麓に位置している。共通言語はスペイン語だが、山岳に阻まれているためそれぞれの地方色が強い。加えて、人口の1割ほどになった先住民系、アフリカからの黒人系、多様な文化が混じりあう。メスティーソとも呼ばれる美男美女もその産物だろう。
彼らが美しいのは、数世紀に渡る悲劇に見舞われながらも笑い続ける力を失わなかったから。激しい喜怒哀楽を秘めたコロンビアンの笑顔こそが、永遠のゴールドだ。