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(上)顧客の靴を磨く銀座本店の平形店長。こまめな手入れが長く履くためには重要だ。(下左)開店から20年以上が経つ重厚なたたずまいの銀座本店は、歌舞伎座タワーの向かい。(下右)2021年にオープンした「スコッチグレイン有楽町店 Factory Lab」。TEL03-3213-4455

 「本店がオープンしたのは1990年、場所は新橋でした。銀座に進出したのはその7年後です。ここは銀座の中でも静かなところ。昭和通り沿いで買い物客が大勢行き交う場所ではないので、落ち着いてお買い物を楽しんでいただけます」
 と平形博厚店長。工場での箱入れからキャリアを積んだ、入社34年のベテランだ。「お客様は〝銀ぶら〟というより、お食事や観劇のついでに『今日は靴を買おう』と当店を目指して足を運んでくださる方が多い」と言う。またドレッシーなタイプが好まれる傾向があるので、その辺りの品ぞろえを厚くしているそうだ。
 美しく陳列された棚に目をやると、シリーズの特徴を簡単に説明したポップが添えられている。例えば「裏革もすべて牛革? ライニング(裏革)があなたの汗を吸い取ります」とクイズ形式になっていたりして、けっこう楽しい。
 また春から展開して人気を博しているのが、レギュラーショップ4店の販売員が、同じ素材を使って独自のデザインに仕上げた「ショップスタイル」の並ぶコーナーだ。「評判は上々で、売り切れのサイズも出ている」とか。店による個性の違いを見るのも一興だ。ほかに「社長一押し」コーナーがおもしろい。もともとは東京スカイツリータウン・ソラマチ店で販売されていたカラフルブーツで、カジュアルな趣が楽しい。
「スコッチグレインは10年、20年と長く履いていただける靴です。経年による革の風合いが味わい深く、また足になじむ心地よさがあって、手放したくないゆえに自然と丁寧にお手入れをしたくなるのでしょう」
 平形氏の笑顔には、品質への誇りと自信が満ちている。

●スコッチグレイン銀座本店 TEL03-3543-4192
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