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イワン・クラムスコイ 《月明かりの夜》 1880 年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
当時のロシア美術界では19世紀後半にクラムスコイら若手画家によって組織された「移動派」グループが、制約の多い官製アカデミズムに反旗を翻し、ありのままの現実を正面から見据えて描くことをめざしていた。一方、モスクワ郊外アブラムツェヴォのマーモントフ邸に集まったクズネツォフ、レヴィタン、コローヴィンらの画家たちは、懐古的なロマンティシズムに溢れた作品を多く残したが、彼らと移動派には共に祖国に対する愛という共通点が見出せる。自然や人物像に宿るロシア的なロマンに思いを馳せてみては。

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア
会期:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月27日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraB1F)

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応募締め切り:11月19日(月)まで
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