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(左上から)船外体験や無人島へは搭載されたテンダーボードで向かう。島々を縫うようにめぐり、目にする風景に期待が高まる。 / 瀬戸内の覇者と呼ばれた村上海賊ゆかりの芸予諸島付近を通過するコースも。 / タンカー船が行き交う素朴な風景に旅情が高まる。 / 星空を眺めながら月見をしたり、晩酌を楽しんだり時間を忘れて過ごしたい。 / 定置網を行う漁船の見学も船外体験の一つ。
いわゆる豪華客船だが、似て非なるもの。各地で寄港するのではなく、錨いかりを下ろして一時停泊する錨泊(びょうはく)という形をとる、海に浮かぶ宿である。
 屋形船を彷彿(ほうふつ)とさせる和の船のデザインは、建築家の堀部安嗣(ほりべやすし)氏の設計によるもの。“建築物の存在意義"を大事に考えている氏のデザインにより、100年先まで残したい、ありのままの瀬戸内の自然と調和しながら、新たな価値を生み出すシンボルとして「ガンツウ」を設計したという。そしてその通り、気取りなくすがすがしい、穏やかな瀬戸内のイメージと合致する船となっている。シルバーの船体が、海の色や夕日に美しく映える。建築には檜を始め、栗やサワラなどの木材がふんだんに使われ、縁側があったり、ラウンジに障子が使われていたりと、日本の建築美を随所に見て取れる。
 四つのタイプのテラス付きスイートルーム19室を備え、すぐそばに海面を感じながら、瀬戸内の自然や伝統文化を、豊かな滋味のように味わえる客船である。
 特筆すべきは、船首の前方を独占するザ ガンツウスイートだ。船の中で最も魅力的な進行方向の景色を一望できる、特別な空間。船首は波の影響を受けやすいため、このサイズの客船の造りとしてここに部屋を配することはほぼない。今までに例のないこの一室は、瀬戸内の穏やかな海だからこそ実現した。
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