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15世紀の歴史的建造物を現代美術館として再生した「プンタ・デラ・ドガーナ」(2009年/イタリア・ベネチア)。建物を全て建設当初のかたちに戻し、その中心にコンクリートの壁で囲われた空間を挿入し、過去と現代を対峙させている。撮影/ⒸPalazzo Grassi SpA. Foto: ORCH, orsenigo_chemollo
半世紀にわたる建築家の挑戦
Text Nile’s NILE
世界的な建築家として国内外で数々の作品を手掛けてきた安藤忠雄氏。国立新美術館開館10周年を記念して開催中の展覧会「安藤忠雄展―挑戦―」では、彼の半世紀にわたる軌跡と未来への展望を紹介している。安藤氏が追求してきた建築作品を通して、彼の人生そのものが見えるような展覧会だ。
独学で建築を学び、常に既成概念を覆すような作品を発表し続けることで、世界的名声を得てきた安藤忠雄氏。1969年に都市住宅の設計始めて以来、半世紀にわたり建築に挑んできた彼の軌跡をたどる展覧会「安藤忠雄―挑戦―」が、国立新美術館開館10周年を記念して開催されている。
 本展では89のプロジェクトを「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」という6のセクションに分け、模型、写真、ドローイングスケッチなど、約270点の資料とともに紹介。8割以上が国内初公開の展示品で構成されており、過去最大規模の個展として注目を集めている。
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