世界の贅沢、NILEの贅沢

何があっても、のんびり、のんびり。星のや専用の水牛車に乗って、早朝、集落をめぐるツアーは大人気。代表的な古謡「安里屋（あさとや）ユンタ」の主人公になった安里屋クヤマの生家前も通る。

戸建ての客室は、赤瓦の屋根、門と母屋を隔てるヒンプン、風が通り抜けるリビングなど、竹富島の家々と同じように、伝統を尊重した造り。琉球石灰岩を積み上げたグックと呼ばれる石垣は、開業当初は真っ白だったのが、時を経て程よくなじみ、集落のそれに似た風情を醸している。赤瓦の屋根の上に載っている魔よけのシーサーも、気のせいだろうか、何とも居心地がよさそうだ。
　「星のや竹富島」には、水牛車ツアー以外にも、島の自然や伝統文化を体験できるアクティビティー“島あそび"が数多く用意され、数も内容も、年々、充実してきている。
　早朝、島での一日をより心地よく過ごすために、参加したいのが「よんなー深呼吸」。客室から歩いて出かけるアイヤル浜で、爽やかな風や潮の香りを感じながら、ゆったりとした呼吸とストレッチを行おう。