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バローロに代表される、ピエモンテのワイン

1. Vallee d’Aoste Torrette“Vignes des Ancêtres” 2009 Gerbelle Didier
アルプスのローマと言われる小さなアオスタ県には、志のある小さなワインメーカーが点在する。赤い果実を感じさせる味わいで、山の料理にもよく合う。
2.  Lessona 2005 Proprietà Sperino
北ピエモンテで造られる貴重なワインで、ブドウはネッビオーロ種を使用。この地方の古臭さから脱却している。ミネラル分が豊富で、味に陰影を感じさせる。
3. Barolo Riserva “Villero” 1990 Vietti
名門ヴィエッティ家が、ブドウの出来がいい年のみリリースする、珠玉のバローロ。力強さとともに優美さを感じさせる。リリースされた年は、全て顧客で完売する。
4.  Barolo “Brunate” 1997 Roberto Voerzio
バローロの世界観を変えたと言われるロベルト・ヴォエルツィオによるもの。ブドウを贅沢に剪定して最良の部分を使うなど、大変凝った造り。このぶん価格も張る。
5.  Barolo “Cannubi Boschis” 1999 Sandrone
バローロの一つの極。味は繊細でみずみずしいいっぽう、非常にデリケートという特徴を持つ。力強さを内に秘めた絶妙なバランス。味わうにはプロのサービスが必要。
古いイタリアワインの魅力
ブドウ品種や産地、ワインのタイプなどを基準にして分類すると、イタリアのワインは、6000種を超えるとか。何と豊かなバラエティがあることだろうか。
 イタリアからのワインが所狭しと並べられた店内で、内藤氏は、その魅力について語る。
 「今ワインが好きで飲んでいる方は、いわばきれいなワインが当たり前と思ってきたふしがあります。でもそれは、大きな市場を相手にして、あえてそういうふうに造ったりもできるんです。本来、ワインはもっと個性豊かなもの。いわばその土地を味わえるのが、外国から来たワインの楽しさと言えます」

●VINO DELLA PACE
東京都港区西麻布4-2-6
TEL03-3797-4448
営業時間 18:00~24:30(L.O.)
日曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)
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