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「ザ・シチズンCaliber 0100 ステンレスモデル」クオーツ、ケース径39㎜、SSケース×SSストラップ、各770,000円。サンレイパターンのシルバー文字板(AQ6100-56A)。
時の原点を行く
Photo Takehiro Hiramatsu(digni)
Text Yasushi Matsuami
THE CITIZEN
腕時計に求めるものは何か? 複雑さを極めた機械式時計の技術だろうか。贅沢な素材や宝石をふんだんに使用したラグジュアリーさだろうか。ここに紹介する「ザ・シチズン」の時計は、そのいずれでもない。そこにあるのは時計に託された本質的な機能、すなわち「精度」の徹底的な追求……。この時計の誤差は、1年間3153万6000秒のうち、1秒に満たない。
 2018年、シチズン創業100周年を機に発表された、Cal. 0100は、世界中の時計関係者を驚嘆させた。自律型で年差±1秒。それをシチズンが誇る光発電機能エコ・ドライブで実現させた。それまでにも年差±5〜10秒のモデルは存在したが、その延長線上に±1秒があったのではない。積み上げてきたものを見直し、通常の250倍以上となる8.4MHzの振動数を持つ角型のATカット振動子を採用。温度、重力、経時変化などへの特性も考慮したうえで選択された。各部品の工作精度を上げる最新技術や、時計組立マスターによる組み立てを経て、ここにたどり着いたのだ。
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