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1.雑魚のチュイル。神代木の柱と杭が、現代の木と層を成して美しく生まれ変わった器で。
2.積み木のようにも見えるのは、栗の木と竹で作られた下足箱。玄関で脱いだ靴は、ここで預かる。
3.フランス料理ではあまり用いないゴマサバを酢でしめて、茗荷などの薬味と合わせた。
4.ダイニングテーブルやウォークインクローゼットを備えた「菊」。約80㎡で、3名まで泊まれる。
5.皮面を米油でパリパリに仕上げた甘鯛の鱗焼き。ゆずのソースには、熟成日本酒を加えている。
6.大手町フィナンシャルシティにある「星のや東京」。外観デザインは江戸小紋をイメージ。
「星のや東京」は、3月1日から、新しい料理が提供されることでも、話題を集めている。料理長は、軽井沢ホテルブレストンコートのメーンダイニング「ユカワタン」で腕を振るっていた浜田統之(のりゆき)氏。ボキューズ・ドール国際料理コンクールで栄誉に輝いた、高いフレンチの技術を用いて、フランス料理でもない、和食でもない、「Nipponキュイジーヌ」が考案された。「星のや東京」が、現代的に進化した日本旅館であれば、料理もそうでなくてはならない。たどり着いたのは、その時々に届く最も良い食材を生かして、肉を用いず、魚の魅力で構成されるフルコース。高級魚だけではなく、深海魚や雑魚など、これまでフランス料理であまり扱われなかった魚を用いて、新しい味わいの価値を作り上げる。ユカワタンでおなじみの、小さな丸石に、酸・甘・苦・辛・旨の五味を表現した料理も提供する。
「目の前にあるものをいかにおいしくするかを追求して、挑戦するところから、新しい発想が生まれてきます。Nipponキュイジーヌでは、食材の持ち味を極める日本料理と、足し算や掛け算で味わいを広げるフランス料理の両方を生かしつつ、世界に発信できる、ここだけの料理を作りたいと思っています」(浜田氏) 日本旅館の素晴らしい要素や体験の神髄を取り出して再構築し、次世代に向けたスタイルに高めてゆく。進化した日本旅館「星のや東京」は、滞在でも、料理でも、日本発の新しい価値を世界に向けて発信する。

●星のや東京 東京都千代田区大手町1-9-1 TEL0570-073-066(星のや総合予約)
資料請求星のや東京のHPはこちら
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