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(左)レストランのスタッフ全員集合の図。厨房には木下シェフを含めて4人、フロアにはサービス2人とソムリエール1名という構成。手前左はスーシェフを務める吉田佑真さん。
これこそ焼き頃! 食べ頃!ワインとの最高のマリアージュを
塙牧場は、最高の霜降りとされる「A5」ランクの肉を多く作る腕前を持つ。その塊が届くと、木下シェフは筋のところから指で分けていく。
「いい肉は指でどんどん部位ごとに分けていけるんです」そう語る木下シェフの様子はどう見ても幸せそうだ。すっとすっと大きな肉の塊が小さく分けられていき、それが料理になっていく。端っこの肉はストロガノフになることも。
「いい牛肉からはいっさい無駄が出ません」
 牛肉の料理を知り尽くしている料理人だからこその発言だ。
 そうやってできあがる牛肉の料理。これに「最も牛肉に合うと思っている」と木下シェフが語るブルゴーニュの赤ワインを合わせる。すると、美食に酔いしれた過去の人たちのように、バッカスやコモスといった食にまつわる神々の存在を信じたくなる。さらに女性といるとキューピッドも、だろうか。
 胃袋から心まで満足させてくれる牛肉。これこそ、木下シェフが引き出してくれる「力」だ。
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