


(上)レンジローバーのような大きなクルマでも玄関に乗り入れられる。
(下左)夜になると雰囲気のある行燈がつく。
(下右)ロビーには37mもある加賀友禅が飾られている。
(下左)夜になると雰囲気のある行燈がつく。
(下右)ロビーには37mもある加賀友禅が飾られている。
腰にいい寝心地
エアウィーヴ 四季布団は、カバーが両面仕様。夏は蒸れずに涼しく、冬は空気断熱により暖かく、一年中快適な睡眠が得られる。また、布団には大きな取っ手がついていて、折り畳むのも、収納するのも楽にできる。それほどの負担なく、布団の上げ下ろしが可能。この点も旅館にとっては“ありがたい設計"と言えそうだ。
構造上で特徴的なのは、「エア(空気)をウィーヴ(編む)」の名の通り、極細繊維状樹脂を3次元的に組み合わせていること。素材の90%以上が空気なのだ。そのため、加賀屋の宿泊客が「雲に抱かれているような」と表現したような快適な睡眠が得られる。そこが、浅田真央や錦織圭らトップアスリートに愛用されているゆえんでもある。若女将も「職業柄、ずっと腰痛に悩んでいた」そうだが、随分楽になった様子。「昨日、出張で久々に違うベッドで寝たら腰が痛くて。エアウィーヴじゃないとダメですね」と笑う。
そんな若女将の目の前に、四季布団の新商品「和匠(わしょう)」が運ばれた。独自のエスライン機能をプラスし、肩に当たる部分は柔らかめに、腰の所はさらに硬めに設計されたものだ。さっそく若女将は「色がかわいい」と言いながら布団に触り、手でぐいぐいと押す。そして一言、「いいですね、使ってみたい」。腰痛に対する癒やし感度が、ビクンと上がったようだ。
加賀屋の朝は、客室係の「ゆっくりお休みになれましたか?」の声かけに始まる。エアウィーヴ導入以来、その会話が“布団談議"へ発展することもしばしば。眠りに対するニーズの高さがうかがわれる。
「私たちはそういう何気ない会話を大切にしています。お客様が望まれることに半歩先回りして、さりげなく応えるのが、加賀屋流のおもてなし。笑顔で気働き、それが加賀屋のモットーです。今は食事をビュッフェスタイルにしたり、女将のお部屋回りのあいさつをなくしたりする旅館が増えていますが、だからこそ加賀屋はお部屋食にこだわり、女将のお部屋回りも続けていきたい。一歩踏み込んで、お客様のお役に立ちたい一心で、これからも真のおもてなしを追求していきます」
柔らかな笑顔の奥に、固い決意をにじませる若女将。1906(明治39)年の創業以来、歴代の女将が積み上げてきたおもてなしの伝統の灯は、一層の輝きを増していくことだろう。
構造上で特徴的なのは、「エア(空気)をウィーヴ(編む)」の名の通り、極細繊維状樹脂を3次元的に組み合わせていること。素材の90%以上が空気なのだ。そのため、加賀屋の宿泊客が「雲に抱かれているような」と表現したような快適な睡眠が得られる。そこが、浅田真央や錦織圭らトップアスリートに愛用されているゆえんでもある。若女将も「職業柄、ずっと腰痛に悩んでいた」そうだが、随分楽になった様子。「昨日、出張で久々に違うベッドで寝たら腰が痛くて。エアウィーヴじゃないとダメですね」と笑う。
そんな若女将の目の前に、四季布団の新商品「和匠(わしょう)」が運ばれた。独自のエスライン機能をプラスし、肩に当たる部分は柔らかめに、腰の所はさらに硬めに設計されたものだ。さっそく若女将は「色がかわいい」と言いながら布団に触り、手でぐいぐいと押す。そして一言、「いいですね、使ってみたい」。腰痛に対する癒やし感度が、ビクンと上がったようだ。
加賀屋の朝は、客室係の「ゆっくりお休みになれましたか?」の声かけに始まる。エアウィーヴ導入以来、その会話が“布団談議"へ発展することもしばしば。眠りに対するニーズの高さがうかがわれる。
「私たちはそういう何気ない会話を大切にしています。お客様が望まれることに半歩先回りして、さりげなく応えるのが、加賀屋流のおもてなし。笑顔で気働き、それが加賀屋のモットーです。今は食事をビュッフェスタイルにしたり、女将のお部屋回りのあいさつをなくしたりする旅館が増えていますが、だからこそ加賀屋はお部屋食にこだわり、女将のお部屋回りも続けていきたい。一歩踏み込んで、お客様のお役に立ちたい一心で、これからも真のおもてなしを追求していきます」
柔らかな笑顔の奥に、固い決意をにじませる若女将。1906(明治39)年の創業以来、歴代の女将が積み上げてきたおもてなしの伝統の灯は、一層の輝きを増していくことだろう。