世界の贅沢、NILEの贅沢

BIG BUSで中心部からポトマック河畔をまわる。

　ＷＤＣの観光名所はナショナル･モールを中心に、広範囲に点在している。地下鉄やバスの公共交通網の拡充も図られているが、観光客にはオープン･トップの巡回バスが便利だ。幾つかのルートを運行しているのをうまく組み合わせて利用すると、ＷＤＣとその周辺を組まなく網羅できる。1日から数日券があり自由に乗り降りでき、米国政治の裏舞台を話してくれるガイドの解説も興味深い。　
ＷＤＣには米国建築協会が選ぶ傑作建築も多く、多様な建築様式が織り成すランドスケープが楽しめる。高層建築が規制されているため、見晴らしもいい。木造建築が少ないのは、1814年の米英戦争で英国軍がＷＤＣを焼き討ちしたためだとか。
　ポトマック河畔や、川向こうのゆったりした丘陵地帯に広がるアーリントン墓地、9.11の慰霊碑が建つペンタゴンのルートもぜひ。夜間にライトアップされたナショナル･モールは浮世離れした美しさは、映画のような米国政治のシーンを見るようだ。

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